安土桃山時代２のポイント２は、「朝鮮出兵の影響」です。
２度にわたって行われた朝鮮出兵は、日本の敗北で終わりました。
この朝鮮出兵は、別名 「焼きもの戦争」 とも呼ばれているのです。
いったいなぜでしょうか？

こちらを見てください。

左の写真に写っているのは、 有田焼 という有名な 陶磁器 です。
陶磁器は窯で焼いて作られるので、「焼きもの」とも言われます。

朝鮮出兵の際、朝鮮から 陶工（陶磁器職人） たちが日本に連れられてきました。
陶工の優れた技術によって、有田焼などの陶磁器が作られたのです。
こうした背景から、朝鮮出兵は「焼きもの戦争」とも言われました。

右の写真には、 茶道 で用いられる 茶室 が写っています。
茶道は、堺の商人であった 千利休 によって大成されました。

陶磁器の中には、 お茶を飲む器 として用いられるものもあります。
せっかくお茶を楽しむなら、いい器で飲みたいですよね。
大名たちが朝鮮の陶磁器職人を連れ帰り、優れた技術を欲したのは、そういう理由があったのです。

朝鮮出兵の際、朝鮮の陶工が日本にやってきて、有田焼などが作られたこと。
千利休が茶道を大成したことを覚えておきましょう。