中学歴史
5分でわかる!江戸時代の身分制度「士農工商」
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この動画の要点まとめ
ポイント
農民は生かさず殺さず しっかり税を取り立てるための工夫
これでわかる!
ポイントの解説授業
武士の生活を支えたのは、農民の「年貢」
江戸時代の農民(百姓)には、様々な税が課せられていました。
中でも大変だったのが 年貢 で、収穫したお米の40%を納めなければなりませんでした。
「四割を公(領主)に納めて、六割が民のもの」という意味で、 「四公六民」 といったりもします。
この割合は土地や時代によって変わり、「五公五民」という高い税率だったこともあるそうです。
連帯責任制度である「五人組」
あまりにも多くの税を課された農民の中には、土地を捨てて逃げ出そうとする者もいました。
幕府は税を確実に取り立てるために、 五人組という連帯責任制度 を作ったのです。
5戸~6戸の農民を1つのグループとし、その中の誰かが年貢を逃れたり、罪を犯した場合、
同じグループの他の家にも罰を与えました。
連帯責任を負わないように、農民同士でお互いを監視させたのです。
自分の土地を持つ「本百姓」 村方三役は「名主・組頭・百姓代」
百姓の中で、自分の土地を持っている者は 本百姓 、持っていない者は水呑み百姓として区別されました。
さらに、「村方三役」として 名主 、 組頭 、 百姓代 の3つが設けられ、
他の農民よりも上の地位が与えられました。
こうした工夫をした理由は、同じ農民の中でも序列を作る事で、幕府にとっては支配しやすくなるからです。
村方三役になるためには、必死に働いて年貢をしっかり納め、罪も犯してはいけませんでした。
こうして、江戸幕府は農民を「生かさず殺さず」の状態にして、年貢を確実に取り立てていったのです。
江戸時代2のポイント3は、「農民に課された税制度」です。