中学歴史
5分でわかる!南蛮貿易の中止と鎖国の完成
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この動画の要点まとめ
ポイント
スペイン、ポルトガルは危険?~南蛮貿易は中止し、鎖国へ~
これでわかる!
ポイントの解説授業
スペイン船が入ってくると、キリスト教の信者が増えるかもしれません。
江戸幕府は、 キリスト教信者が団結し、幕府に対して反乱をおこすことを恐れた のです。
また、その反乱に乗じて スペインが日本に攻めてくることも警戒 していました。
島原・天草一揆がおこる 天草四郎が指導
幕府の警戒にも関わらず、実際に反乱はおこってしまいました。
こちらを見てください。
九州地方の地図に、 島原と天草 の2つの地名が記されています。
1637年、この2つの地域で、キリスト教信者による大規模な反乱がおこりました。
これを 島原・天草一揆 (島原の乱)といいます。
3万人もの信者たちが、 天草四郎 というわずか16歳の少年をトップに団結したのです。
幕府はこの反乱を独力では抑えきれず、オランダの助けを借りてなんとか鎮圧しました。
キリスト教信者を見つけるための「絵踏」
島原・天草一揆をうけて、江戸幕府は キリスト教を徹底的に排除 する方針を固めました。
まず、九州を中心として、キリシタンに 絵踏 を行わせます。
イエスやマリアの像を踏ませて、キリスト教信者でないことを証明させた のです。
像を踏めない人間は、キリシタンとして処刑されました。
長崎の出島にオランダ商館を移す
1639年にはポルトガル船の来航が禁止され、 鎖国 と呼ばれる状態に入っていきます。
ただ、江戸幕府は外国との貿易を全面的に禁止したわけではありませんでした。
次の絵を見てください。
長崎の 出島 という人工島の様子が描かれています。
江戸幕府は、この出島で 中国やオランダと貿易することは許可しました。
どちらの国もキリスト教布教には力を入れていませんでした。
島原・天草一揆がおこり、幕府はキリスト教を禁止するようになったことを覚えておきましょう。
江戸時代3のポイント2は、「鎖国の開始」です。
戦国時代に、 スペインとポルトガル を相手に 南蛮貿易 が始まりましたね。
しかし、江戸幕府は1624年、 スペイン船の来航を禁止 するようになります。