中学歴史
5分でわかる!産業革命
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この動画の要点まとめ
ポイント
産業革命で貧富の差が大きくなった理由とは?
これでわかる!
ポイントの解説授業
産業革命はイギリスで始まった!
産業革命 とは、「技術の向上による産業と社会のしくみの変化」のことをいいます。
新しい技術が発達し、様々な発明が見られました。
産業革命は、 イギリス で最初に始まりました。
工業製品などを世界中に輸出していたイギリスは、 「世界の工場」 と呼ばれました。
現在では中国が「世界の工場」と呼ばれていますね。
蒸気機関の開発、鉄道の開通
産業革命の影響で、 蒸気機関 が開発され、 鉄道 が開通しました。
こちらを見てください。
ワット という人物が既存の技術を改良し、左の絵のような 蒸気機関 を作りました。
右の絵には、開通した 鉄道 の様子が描かれていますね。
産業革命によってこうした技術が進歩する一方、ある問題が発生しました。
貧富の差が拡大 したのです。
いったいなぜでしょうか?
貧富の差が拡大した理由は?
産業革命の結果、 工場での大量生産 が可能になりました。
すると、工場を運営する 経営者 と、工場で働く 労働者 とに分かれますよね。
生産のもとでになる 資本 (工場など)を持つ経営者が、労働者を雇って生産するしくみを 資本主義 といいます。
経営者と労働者では、 経営者の方が賃金が多い のです。
労働者が働けば働くほど経営者がもうかる ため、貧富の差が拡大してしまいました。
資本主義を批判したのが、マルクスらが主導した 社会主義 という考え方です。
労働者を重視し、経済的に平等であることを主張 しました。
こうして、後に世界を二分する資本主義と社会主義という2つの考え方が、産業革命の影響で生まれたのです。
近代の世界2のポイント3は、「イギリスで始まった産業革命」です。