中学歴史
5分でわかる!アジア三角貿易とアヘン戦争
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この動画の要点まとめ
ポイント
欧米諸国がアジアへ進出 アヘン戦争で清が敗れる
これでわかる!
ポイントの解説授業
欧米諸国がアジアへ進出した理由は?
この地図には、 アジアに侵略してきた欧米諸国の動き が示されています。
イギリスやフランスといった国々はなぜ、アジアに侵略を始めたのでしょうか?
欧米諸国では、 産業革命によって大量生産が可能になりました 。
しかし、たくさん作っても売れなければ意味がありません。
そこで 自国の製品を売りつける相手として、植民地を必要とするようになった のです。
イギリスがアジアで行っていた「三角貿易」
実際に、イギリスはアジアで自国の製品を売りつけるための貿易を行っていました。
こちらを見てください。
イギリスは主力商品の 綿織物 を 植民地のインドに買わせて 利益を得ていました。
しかし 清からお茶や絹を大量に輸入していたため、銀が大幅に流出していました。
損をしたくないイギリスは、ずるがしこい方法を考えます。
インドで栽培させた アヘン を清に密輸出させ、清に支払った銀をインド経由で取り返したのです。
図を見ると イギリスが清に支払った銀が、インドを経由してイギリスに戻ってくる 仕組みになっていますよね。
このような形の貿易を 三角貿易 といいます。
イギリスvs清 アヘン戦争が始まる
清からしてみると、銀が海外に流出する上に、国民は麻薬で健康を害してしまうという状況です。
当然ながら、清は アヘンの密輸入を厳しく取り締まります。
清がアヘンを取り締まると、イギリスは怒りました。
怒ったイギリスが清に攻め込んだことで、1840年に アヘン戦争 が勃発しました。
この戦争に勝ったイギリスは、清への侵略を強めていきます。
アヘン戦争で清が負けたことは、江戸幕府にも大きな衝撃を与えました。
日本にとって中国は、古くから手本にしてきた大国だったからです。
中国でも欧米諸国には歯が立たないことを知った幕府は、外交政策の見直しを迫られるようになっていきます。
江戸時代10のポイント2は、「アジア三角貿易とアヘン戦争」です。
欧米諸国がアジアを「侵略」していく様子を学んでいきましょう。
こちらを見てください。