中学歴史
5分でわかる!不平等条約の影響と貿易
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この動画の要点まとめ
ポイント
不平等条約の影響 物価の上昇で庶民の生活が苦しくなる
これでわかる!
ポイントの解説授業
1858年に結ばれた日米修好通商条約は、日本にとって不利な不平等条約でした。
ポイントは、 「アメリカの治外法権(領事裁判権)を認める」 ・ 「日本の関税自主権がない」 という2点でしたね。
「日本の関税自主権がない」ことで、 庶民の生活 にも大きな影響を与えることになりました。
こちらを見てください。
毛織物や綿織物を輸入
この図は、1865年の日本の輸入額・輸出額と、品目ごとの割合を円グラフで表したものです。
左の輸入のグラフを見てください。
全体の47.6%を占めていたのは 毛織物 で、36.8%が 綿織物 です。
どちらも 産業革命によって工場で大量生産されるようになった品物 ですね。
日本の関税自主権が認められない ため、 海外から安い製品が流入し、日本製の品物が売れなくなってしまいました。
生糸や茶を輸出
右の輸出のグラフを見てください。
84.2%を占めていたのは 生糸 で、10.5%が 茶 です。
日本の製品は 外国に安く買い叩かれていた ため、あまり大きなもうけにはなりませんでした。
そればかりか、外国が安く大量に買っていくため、 日本国内で品不足になってしまう 有様でした。
品不足になると、商品の値段は上がります。
つまり、 儲けは少ないのに、物価が上昇してしまった のです。
不平等条約の影響で、庶民の生活が苦しくなったことをおさえておきましょう。
江戸時代11のポイント3は、「不平等条約の影響」です。