江戸時代１２のポイント１は、「安政の大獄と桜田門外の変」です。
こちらを見てください。

左側の絵の人物が、大老の 井伊直弼 です。
１８５８年に日米修好通商条約が締結された際、日本側の代表として交渉に臨んだ人物ですね。
彼は強引なやり方で政治を進めていったため、批判する声も大きくなっていました。

右側の絵の人物は、 吉田松陰 といいます。
彼は、長州（山口県）に 松下村塾 という塾を開き、多くの弟子を育てていました。
吉田松陰は、 幕府の対外政策を批判した ことで知られています。

井伊直弼は、幕府に反対する人々の処罰に乗り出します。
吉田松陰のように、幕府の政策を批判した大名・公家・学者らを、大量に処罰したり、処刑したりしたのです。
１８５８年～１８５９年にかけて起きたこの弾圧を、 安政の大獄 といいます。

こうした弾圧によって、井伊直弼への批判はさらに高まりました。
１８６０年、井伊直弼は 水戸藩の浪士たちの手によって暗殺 されてしまいます。
江戸城の桜田門の外で暗殺されたことから、この事件を 桜田門外の変 といいます。