中学歴史
5分でわかる!版籍奉還と廃藩置県
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この動画の要点まとめ
ポイント
土地と人民は朝廷のもの 公地公民ではなく版籍奉還
これでわかる!
ポイントの解説授業
新政府の政治方針を示した「五箇条の御誓文」
箇条書きで、5つの項目が書かれていますね。
これは、新政府の政治方針を示した 五箇条の御誓文 です。
「話し合いで政治を決める」「身分の上下に関わらず国民が協力する」など、
新政府がどんな政治を目指すのか、という方針が示されています。とても素晴らしい内容ですね。
実はこれには、戊辰戦争の最中に 新政府側の味方を増やすねらいがあった と考えられています。
新政府が勝てばこんな素晴らしい政治を行いますよという内容を掲げ、支持を得ようとしたのです。
1869年の版籍奉還、1871年の廃藩置県 中央主権を確立するための政策
新政府は権限を自らに集中させるため、2つの政策を実施しました。
1つ目が、1869年の 版籍奉還 (はんせきほうかん)です。
版籍奉還とは、大名が治めていた土地(版)と人民(籍)を朝廷に返させるという政策です。
各地の大名から土地と人民をとりあげることで、中央集権をすすめようとしたのです。
土地を取り上げられた旧大名は、地方の長官である 知藩事 という役職に任命されました。
土地と人民を失ったとはいえ、引き続き地方の有力者としての地位は維持されたのです。
そして、1871年に実施された政策が 廃藩置県 (はいはんちけん)です。
これは 全国の藩を廃止 (廃藩)して 府や県を置く (置県)という政策です。
旧大名である知藩事は東京に移住させ、住居や財産を保障することで不満をおさえました。
知藩事の代わりに中央から役人を地方へ派遣することで、新政府の命令が地方に行きわたるようになったのです。
明治政府が、様々な手段で中央集権的な国家体制を作り上げていったことをおさえておきましょう。
明治時代1のポイント2は、「新政府の政治方針」です。
まずはこちらを見てください。