明治時代５のポイント２は、「西南戦争」です。
ポイント１では、板垣退助がさきがけとなった 自由民権運動 について学習しました。
大久保利通らの専制政治に反対する人々が、国会の開設を要求する動きですね。

自由民権運動が進む一方で、政府に不満を持つ 士族 たちにも動きがみられました。
政府の改革により 特権を奪われた 士族は、各地で反乱を起こしたのです。

不満を持つ士族たちは、西日本を中心に各地で反乱をおこします。
その中でも最大規模の反乱が 西南戦争 です。
こちらを見てください。

写真に写っているのは 西郷隆盛 です。
西南戦争において、士族たちのリーダーとなったのが彼でした。
征韓論をめぐる議論に敗れ、出身の薩摩（鹿児島）に帰った西郷隆盛。
西郷のもとには、彼を慕うたくさんの不平士族が集まりました。
「 四民平等 」政策によって特権を失った士族たちは、
政府に向けて不満を爆発させる機会をうかがっていました。

西郷隆盛はついに、不平士族を率いて反乱を起こします。
1877年、鹿児島の士族らが起こした反乱を 西南戦争 といいます。
西南戦争は、近代的な装備を備えた政府軍の勝利に終わりました。
敗退した西郷は鹿児島の地で切腹し、最期を遂げることになります。

西郷隆盛が、不平士族を率いて西南戦争を起こしたことを覚えておきましょう。