5分でわかる!第一次世界大戦の開始
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この動画の要点まとめ
ポイント
「ヨーロッパの火薬庫」バルカン半島 不安定な国際情勢が続く
左側の絵に注目してください。
「BALKAN TROUBLES」と書かれた鍋に、色々な人が乗っかって無理やりふたをしていますね。
この絵は、ヨーロッパの南東部にある バルカン半島 の様子を風刺しています。
バルカン半島には様々な民族が混在しており、ときには対立することもありました。
さらに当時のヨーロッパ諸国は世界中で植民地を広げ、領土をめぐって互いに争っていたのです。
ヨーロッパ諸国の領土をめぐる対立に、民族同士の対立。
当時のバルカン半島はいつ戦争が起きてもおかしくない状態で、「 ヨーロッパの火薬庫 」と呼ばれていました。
「サラエボ事件」が発生 オーストリア皇太子夫妻が暗殺される...
緊張状態が続く中、1914年に サラエボ事件 が起きました。
サラエボという都市で、 オーストリアの皇太子夫妻がセルビアの青年に暗殺された 事件です。
皇太子夫妻を暗殺されたオーストリアは、セルビアに宣戦布告します。
サラエボ事件をきっかけに、ヨーロッパの国が二つに分かれる大規模な戦争が始まりました。
第一次世界大戦 の始まりです。
ヨーロッパの国々は、ドイツ・オーストリアなどの 同盟国 と、イギリス・フランス・ロシアなどの 連合国 (協商国)に分かれて戦いました。
この戦争では 戦車・毒ガス・潜水艦・飛行機 などの新兵器が使用され、戦いが大規模になり死傷者も増大しました。
各国が国力のすべてを戦争のために使う 総力戦 になったのです。
日英同盟を口実に日本も参戦 中国にあるドイツの領土を攻撃
ヨーロッパで第一次世界大戦が始まったことをうけ、日本はどうしたと思いますか?
なんと、遠いヨーロッパの戦争にもかかわらず 連合国側で参戦しました。
1902年に結ばれた 日英同盟 を理由に、イギリスのいる連合国側に加わったのです。
ただ、参戦といってもヨーロッパまで行って戦ったわけではなく、中国にあるドイツの領土を攻撃したりしました。
日本が第一次世界大戦に参加したのは、日本の権益を拡大するためでした。
1915年には 二十一か条の要求 を中国に押し付けて、日本に有利な内容を無理やり認めさせたのです。
1914年、サラエボ事件をきっかけに第一次世界大戦が始まりました。
日本は日英同盟を理由に参戦し、中国にあるドイツ領などを攻撃、領土の拡大を狙いました。
当時のバルカン半島が「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれていたこともおさえておきましょう。
大正時代1のポイント1は、「第一次世界大戦の始まり」です。
1914年、ヨーロッパで起きたある事件がきっかけとなり 第一次世界大戦 が始まりました。
ヨーロッパで始まった戦争は、 世界中の国を巻き込む大規模な戦争へと発展していきます。
いったいなぜ、このような戦争がおこったのでしょうか?
まずは戦争がおきた背景を説明します。
こちらを見てください。