中学歴史
5分でわかる!大戦景気と成金の登場
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この動画の要点まとめ
ポイント
第一次世界大戦により、日本は大戦景気に 成金が現れる
これでわかる!
ポイントの解説授業
第一次世界大戦の影響で、日本は「大戦景気」をむかえる
第一次世界大戦が始まると、日本は 景気が良くなりました。
戦争が始まることで発生する好景気を 大戦景気 といいます。
いったいなぜ、ヨーロッパで起きた戦争によって日本の景気が良くなるのでしょうか?
すこし考えてみましょう。
まず、ヨーロッパは戦争中なので ものを作る余裕がありません 。
敵の攻撃で工場が壊れたりしますからね。
そこで、ヨーロッパの国々は 軍需品や日用品を日本から輸入する ことになります。
ヨーロッパは自分で製品が作れないため、日本の製品は飛ぶように売れたのです。
こうして、日本は 輸出額が輸入額を上回る ようになりました。
つまり、国全体で「もうけ」が出たのです。
これが、第一次世界大戦で日本が好景気になった理由です。
大戦景気によって「成金」と呼ばれる人たちが登場
大戦景気によって、造船や海運、鉄鋼業が急速に発展しました。
また、海外に製品を輸出することで 急にお金持ちになった人 も現れたのです。
こちらを見てください。
この絵のおじさんは、暗くてよく見えないという女性のために お札を燃やして足元を照らしています。
燃やしても困らないほど、たくさんお金を持っているのでしょうね。
この風刺画のように、大戦景気でにわかに大きな財産を築いた人々を 成金 と呼びます。
しかし、大戦景気には負の側面もありました。
景気が良くなる一方で 物価が上昇してしまった のです。
大戦景気で大もうけしたのは一部の人々だけだったので、農民や労働者にとっては 物価が上がって生活が苦しくなる 結果になりました。
第一次世界大戦の大戦景気によって、成金が登場したこと。
そして日本は農業国から 工業国へと変化していった ことをおさえましょう。
大正時代1のポイント2は、「第一次世界大戦の日本への影響」です。
ヨーロッパで起きた第一次世界大戦は、日本にどのような影響を与えたのでしょうか?