5分でわかる!シベリア出兵と米騒動
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この動画の要点まとめ
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1917年 ロシア革命 レーニンの指導で社会主義政府がつくられる
1914年、ヨーロッパを主戦場に 第一次世界大戦 が始まりました。
第一次世界大戦には多くの国々が参戦しました。 ロシア もその1つです。
ロシアは開戦直後から敗北が続き、苦しい生活を強いられる国民の不満が高まっていました。
戦争を続ける政府や、専制政治を行う皇帝に対し、1917年にロシア国民が大規模な抗議行動を行います。
労働者のストライキや兵士の反乱により、皇帝は処刑され、新たに 社会主義政府 がつくられたのです。
この一連の動きを ロシア革命 といいます。
社会主義は「 みんなが平等な社会をめざす 」という考え方です。
みんなが平等な国に、独裁を行う皇帝は不要だというわけです。
レーニン という人物が主導して、ロシアでは 社会主義の政府が誕生した のです。
社会主義の広まりを恐れた日本やアメリカは「シベリア出兵」を行う
ロシア革命に対し、日本やアメリカ・イギリスなどは シベリア出兵 を行いました。
ロシア東部のシベリア地域に軍隊を派遣し、革命をおさえようとしたのです。
シベリア出兵を行ったのにはさまざまな理由がありますが、そのうちの1つが 社会主義が世界に広まることを恐れた からです。
例えば当時の日本は 天皇という君主を中心とする国家 でした。
「みんなが平等」という社会主義の考え方は、日本にとって都合が悪いですよね。
シベリア出兵を受け、日本では「米騒動」が発生する
日本の商人たちは、シベリア出兵をみこして お米の買い占め を行いました。
シベリアに派遣される軍隊のために、お米がたくさん必要になると考えた商人たちは、
先にお米を買い占めておき、高くなってから売って儲けようと考えたのです。
商人たちがお米を買い占めた結果、値段がどんどん上がっていきました。
一般の人々にとっては、生活必需品であるお米の値段がどんどん上がるので、たまったものではありません。
1918年、 富山県の主婦が米の安売りなどを求める運動をおこした ことをきっかけに、全国各地で暴動が発生します。
この暴動を 米騒動 といいます。
米騒動は軍隊が出動するほどの大騒ぎに発展し、当時の総理大臣は責任を取って辞職したのです。
1917年にロシア革命がおこると、日本やアメリカはシベリア出兵を行いました。
シベリア出兵の影響で、日本では米騒動が起こったことをおさえておきましょう。
大正時代1のポイント3は、「ロシア革命と米騒動」です。
ロシアで発生した革命の様子と、日本への影響について学習します。
まずはこちらを見てください。