練習１は、第一次世界大戦の勃発と日本の参戦についての問題です。

「 ヨーロッパの火薬庫 」と呼ばれた、ヨーロッパ南東部に位置する半島といえば？
答えは バルカン 半島です。
多くの民族が入り混じっていたバルカン半島は、ヨーロッパ諸国の対立関係もあいまって、
いつ戦争が起きてもおかしくない状態でした。

緊張状態が続く中、1914年に オーストリアの皇太子夫妻が暗殺される事件 が起こりました。
これは サラエボ 事件といいましたね。
サラエボは事件が起きた都市の名前です。
「オーストリアの皇太子夫妻」「セルビアの青年」などのキーワードに反応して、サラエボ事件を思い出せるようにしておきましょう。

サラエボ事件をきっかけに 第一次世界大戦 が始まります。
ヨーロッパを主戦場とするこの戦争に、日本は何を理由に参戦したか？
答えは 日英同盟 です。
1902年に結んだ日英同盟を口実に、イギリスの味方（連合国側）として参戦、領土の拡大を狙いました。
日本は中国にある ドイツ領 などを攻撃したのです。

1915年、日本は自国に有利な内容の要求を中国に一方的に突きつけました。
これを 二十一か条の要求 といいます。
ドイツが持っていた権益の継承などを要求した日本は、軍事力を後ろだてに要求の多くを認めさせたのです。