中学歴史
5分でわかる!普通選挙法と治安維持法
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この動画の要点まとめ
ポイント
アメとムチの使い分け 普通選挙法と治安維持法
これでわかる!
ポイントの解説授業
普通選挙法の成立 満25歳以上の男子に選挙権を与える
1925年に 普通選挙法 が施行され、 満25歳以上のすべての男子 に選挙権が与えられました。
1890年に初めて衆議院議員選挙が行われたとき、有権者は 直接国税15円以上を納める25歳以上の男子 だけでした。
普通選挙法の成立で、女性には引き続き選挙権が無いという課題はありましたが、ついに男子は 納税額に関わらず選挙に参加できるようになった のです。
有権者の数はそれまでの4倍になりました。
治安維持法の成立 社会主義運動を取り締まる
普通選挙法の成立と同じ年に 治安維持法 が制定されました。
治安維持法は 社会主義運動の取り締まり を目的とする法律です。
社会主義とは みんなが平等な世界を目指す 考え方です。
天皇中心の国家 をつくろうとしている政府にとって、社会主義の考え方は都合が悪かったため、
治安維持法を制定し、社会主義運動の取り締まりをはかりました。
治安維持法は社会主義運動の取り締まりのためにつくられましたが、後に社会主義だけではなく 政府の方針や戦争に反対する考え方の取り締まり も行われるようになっていきます。
治安維持法のような厳しい法律だけをつくれば、国民の不満は高まってしまいます。
政府は普通選挙法も同時につくることで、国民の反発をおさえようとしたのです。
ちなみに、法律とは異なりますが、同じ1925年に ラジオ放送 が始まっています。
ラジオ放送は大正時代に始まったと覚えておきましょう。
大正時代4のポイント2は、「普通選挙法と治安維持法」です。
1925年に制定された2つの法律について学習します。
こちらを見てください。