5分でわかる!日本国憲法の成立
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この動画の要点まとめ
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かつて日本には「大日本帝国憲法」があった
1889年、君主権の強い ドイツ の憲法を参考にして 大日本帝国憲法 が公布されました。
大日本帝国憲法は 君主である天皇に強い権力を認める という特徴がありました。
戦後、日本を占領統治したGHQは、日本を民主的な国に変えていこうとします。
民主的な国をつくるためには、大日本帝国憲法に代わる新たな憲法を作る必要があったのです。
日本国憲法の誕生 1946年11月3日に公布、1947年5月3日に施行された
こうして作られたのが 日本国憲法 です。
日本国憲法は 1946年11月3日 に 公布 (広く国民に知らせること)されました。
現在、11月3日は「 文化の日 」という祝日になっています。
公布された後、日本国憲法は 1947年5月3日 に 施行 (実際に効力が発生すること)されました。
現在、5月3日は「 憲法記念日 」という祝日になっています。
さらに、大日本帝国憲法が施行された 2月11日 も「建国記念の日」として祝日になっています。
憲法に関連する日付がたくさん祝日になっていますね。
日本国憲法には 国民主権 ・ 基本的人権の尊重 ・ 平和主義 の「三大原則」があります。
1つずつみていきましょう。
日本国憲法の三大原則 国民主権・基本的人権の尊重・平和主義
「国民主権」は 政治を動かす力(主権)は国民にある という原則です。
大日本帝国憲法のもとでは 主権は天皇にありました。
日本国憲法が制定されたことで、国民が主権者となったのです。
「基本的人権の尊重」は 全ての人に人間らしく生きる権利を保障する という原則です。
公民でも詳しく学習しますが、歴史でもテストに出るくらい重要な考え方です。
「平和主義」は、日本国憲法 第9条 で明示されている 戦争放棄の考え方 です。
日本は軍隊などの戦力を持たず、他国と戦争をしない、ということを憲法で定めているのです。
日本国憲法が公布・施行された日付と、三大原則についておさえておきましょう。
昭和時代8のポイント1は、「日本国憲法」です。
第二次世界大戦が終わった後、日本に新たな憲法が誕生します。
それが 日本国憲法 です。
日本国憲法の特徴や、もともと日本にあった 大日本帝国憲法との違い を学習しましょう。