中学公民
5分でわかる!自由権とは?
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この動画の要点まとめ
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自由権とは?アメリカ独立宣言やフランス人権宣言で登場
これでわかる!
ポイントの解説授業
自由権とは「国家の干渉を受けない権利」のこと
自由権とは 国家の干渉を受けない権利 です。
いいかえると、国によって支配されず、自由に行動できる権利です。
ただし、この権利には例外があります。
たとえば、罪を犯した人は、警察に逮捕されたり、刑務所に入ったりすることになります。
このような理由がある場合には、行動が制限されることもあります。
とはいえ、基本的に国民は 国家から干渉を受けない権利 を持っています。
これが自由権の考え方です。
アメリカ独立宣言やフランス人権宣言で登場
自由権という考え方は、いったいいつ登場したのでしょうか?
それは、18世紀のことでした。
アメリカ独立宣言 や フランス人権宣言 の中で、国から支配されず、自由に行動できるという考え方が登場したのです。
自由権から社会権へ
自由権は、確かに大切な権利です。
しかし、人々の幸せな暮らしを考えると、自由権だけで十分なのでしょうか?
国家から自由でありさえすれば、国民は幸せになれるのでしょうか?
国民の中には、生きていく中で、病気になったり失業(仕事を失うこと)してしまったりする人もいます。
こういった場合には 国家からの干渉(保護) が必要となることもあるのです。
そこで、20世紀になって 社会権 という考え方が登場しました。
これは 国家から一定の保護を受ける権利 です。
この権利を使うことで、たとえば失業したときに、生活に必要なお金を国から出してもらうことができます。
このポイントでは 自由権 と 社会権 という2つの権利を紹介しました。
自由権とは 国家からの干渉を受けない権利 です。
社会権とは 国家から一定の保護を受ける権利 です。
18世紀に生まれた自由権の考え方から発展して、20世紀に社会権が登場した、という流れもおさえておきましょう。
社会権については、次のポイントで詳しくみていきます。
2つ目のポイントは、「自由権と社会権」です。