中学公民
5分でわかる!社会権とは?
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この動画の要点まとめ
ポイント
社会権とは ワイマール憲法が登場した背景を探る
これでわかる!
ポイントの解説授業
社会権=人間らしい生活を保障する権利
社会権とは、人間らしい生活を保障する権利です。
失業したときや病気になったときなど、国家の保護が全くなければ、十分な暮らしができない人もでてきますよね。
人間らしい最低限の生活を保障する権利が、社会権なのです。
社会権を保障した最初の憲法「ワイマール憲法」
20世紀にドイツで制定されたのがワイマール憲法です。
生存権などの社会権を保障した最初の憲法として有名です。
第一次世界大戦に負けたドイツで、世の中を大きく変えていこうという実験的な意味合いをもって作られた憲法です。
大日本帝国憲法では、国民ではなく天皇に主権があった!
日本では、1889年に大日本帝国憲法が制定されています。
大日本帝国憲法では、人権はどのように規定されていたのでしょうか?
こちらを見てください。
左の写真には、大日本帝国憲法が発布された時の様子が写っています。
大日本帝国憲法の大きな特徴は、天皇主権であるということです。
つまり、国のあり方を決める力は国民ではなく天皇にあると決められていたのです。
現在の憲法である日本国憲法とは違いますね。
また国民の人権は憲法で制限されていました。
制限された国民の権利は、大日本帝国憲法の中で「臣民ノ権利」と表現されていたのです。
社会権を規定した最初の憲法がワイマール憲法です。
日本初の憲法である大日本帝国憲法では、人権が制限されていたということをおさえておきましょう。
3つ目のポイントは「社会権の登場」です。