中学公民
5分でわかる!自衛隊発足の歴史
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この動画の要点まとめ
ポイント
自衛隊は戦力?なぜ自衛隊ができたのか背景を知ろう
これでわかる!
ポイントの解説授業
朝鮮戦争の影響で、警察予備隊が発足
1950年、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が韓国に侵攻したことで朝鮮戦争が始まりました。
日本のすぐおとなり、朝鮮半島で戦争が起こったことを受け、
アメリカの要請で、日本の治安を維持するための組織である警察予備隊が結成されました。
日本国憲法第9条で「戦力の不保持」が規定されている以上、「軍隊」をつくるわけにはいかず、
「警察予備隊」という名前が付けられたのです。
資本主義国であるアメリカは、当時ソ連などの社会主義国と対立していました。
もし北朝鮮が韓国に勝利すると、アジアから資本主義の国がなくなってしまうかもしれません。
日本を早く独立した国にするためにも、アメリカは日本を守る組織を作りたかったのです。
日米安全保障条約を結び、日本に米軍基地が設置される
1951年には日米安全保障条約が成立しました。
この条約によって、日本国内に米軍基地が設置されることになりました。
アメリカの目的は、もし北朝鮮が攻めてきても、日本を防衛できるようにすることでした。
1954年、ついに自衛隊が発足
1952年には、警察予備隊が保安隊という名前に変わります。
そして1954年、保安隊が名前を変える形で自衛隊が発足しました。
自衛隊は、日本が積極的に軍隊を持とうと考えて作った組織ではありません。
朝鮮戦争などの国際情勢の影響や、アメリカの思惑をうけて結成された組織です。
警察予備隊発足からの流れをおさえておきましょう。
2つ目のポイントは、「自衛隊成立の歴史」です。
日本には、災害派遣など様々な任務を持つ自衛隊という組織があります。
自衛隊がどのような経緯で誕生したのかを学習していきましょう。