中学公民
5分でわかる!社会権
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この動画の要点まとめ
ポイント
社会権 自由権が認められているだけではみんなが幸せにはなれない
これでわかる!
ポイントの解説授業
「20世紀の権利」とも呼ばれる社会権
社会権とはだれもが人間らしく豊かな生活をする権利のことです。
この考え方が広まった時代から、「20世紀の権利」とも呼ばれます。
前回の授業では自由権について学習しました。
国家から不当に自由を制限されないという権利でしたね。
しかし、自由権だけが認められても、みんなが幸せになれるわけではなかったのです。
広がる経済格差 貧しい人たちをどうする?
20世紀には、特に産業革命以後に資本主義が発達しました。
資本主義の世の中では、お金持ちはどんどんお金持ちになっていき、貧しい人たちとの格差がどんどん広がっていきました。
人々の間で経済格差が広がっていったのです。
経済活動の自由が認められている場合、貧富の差が生まれ、拡大していくのはある程度仕方のないことです。
ですが、貧富の差が生まれるのは仕方がないとしても、**貧しい人たちに救いの手を差し伸べる必要はないのだろうか?**という考え方が生まれてきました。
そうした背景で、だれもが人間らしく豊かな生活をする権利、社会権がうまれたのです。
ドイツのワイマール憲法に社会権が記された!
初めて社会権が記されたのは、1919年にドイツで誕生したワイマール憲法です。
自由権を認めるだけでは、貧富の差が放置されて、だれもが豊かな生活をおくれるとは限りません。
人々のくらしを保障する社会権の考え方をもりこんだワイマール憲法は、とても重要な意味をもつといえます。
1つ目のポイントは、「社会権」です。
基本的人権の1つである社会権について詳しく学習していきます。
こちらを見てください。