中学公民
5分でわかる!環境権
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この動画の要点まとめ
ポイント
憲法には書かれていないが認められる 新しい人権 環境権
これでわかる!
ポイントの解説授業
環境権 良好な環境を求める権利
新しい権利の1つとして、環境権があります。
環境権とは、良好な環境を求める権利のことです。
代表的な環境権として、日照権という権利があります。
左のイラストには、大きなビルと、小さな家が描かれています。
ビルにさえぎられて、家には日光が当たっていませんよね。
このとき、家に住んでいる人は日照権を主張できます。
建築物の日当たりを確保する権利のことです。
環境権が生まれた背景
日本国憲法が施行されたのは、1947年でしたね。
当時は高層ビルや高層マンションがほとんど見られず、そもそも日照権という権利を考える必要がありませんでした。
日照権のように、時代の変化とともに新しい権利が登場することがあるのです。
環境権の考えが注目を浴びるきっかけになったともいえるのが、高度経済成長期に深刻な問題となった公害です。
イタイイタイ病などの四大公害病は、多くの人に深刻な被害をもたらしました。
水や空気が汚染され、公害が深刻化したことで、人々が良好な環境を求める権利が提唱されるようになったのです。
環境に与える影響を事前に調査する 環境アセスメント
環境権の考え方にもとづいて、大規模な開発を行う際に、事前に開発が環境に与える影響を調べることが必要だと考えられるようになりました。
これを**環境アセスメント(環境影響評価)**といいます。
自然環境に配慮しながら、開発を進めることが重要なのです。
憲法には書かれていない、新しい権利。
環境権の考え方と、環境アセスメントという語句をおさえましょう。
1つ目のポイントは、「環境権」です。
憲法には書かれていないものの、時代の変化ともに認められるようになった新しい権利について学習します。
こちらを見てください。