中学公民
5分でわかる!知る権利
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この動画の要点まとめ
ポイント
知る権利 ほかの人のプライバシーを知る権利ではありません
これでわかる!
ポイントの解説授業
知る権利と情報公開制度
知る権利とは、国民が主権者として政治に参加するため、情報を受け取ることができる権利です。
国の政治や行政についての情報を知る権利であり、国民が主権者として政治に参加する上で、非常に大切な権利です。
知る権利を実現するための制度として、情報公開制度があります。
こちらを見てください。
図には、情報の開示を請求したときの流れが示されています。
情報が開示されない場合は、不服申し立てをすることができ、
情報公開審査会が審査することになります。
場合によっては裁判所が判断することもあるのです。
これが情報公開制度の仕組みです。
私生活に関することは公開されない「プライバシーの権利」
知る権利は、情報を公開してもらう権利です。
反対に、情報を公開されない権利もあります。
それがプライバシーの権利です。
こちらを見てください。
プライバシーの権利とは、個人の私生活に関することを公開されない権利です。
この権利を保護するために、個人情報保護制度という制度ができました。
プライバシーの権利は憲法に書かれているわけではなく、現代の社会において登場した権利です。
プライバシーの権利の考え方が最近まで登場しなかったのは、日本の家族構成が関係しているかもしれません。
かつては三世代(祖父母と両親、子ども)が同居する家族が多く、
家族みんなが一つの部屋に集まるのが日常的な風景でした。
現在では、両親と子どもだけの家族や一人暮らしの割合が増え、子ども一人ひとりに自分の部屋がある場合も多いですよね。
自分だけの部屋や家を持つ人が増えたことで、ほかの人に干渉されたくないという考え方が生まれやすくなったのかもしれません。
知る権利と情報公開制度、プライバシーの権利と個人情報保護制度。
新しい権利と、その権利に関連した制度をセットで覚えておきましょう。
2つ目のポイントは、「知る権利とプライバシーの権利」です。
こちらを見てください。