5分でわかる!日本の政党の動き
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この動画の要点まとめ
ポイント
日本では自由民主党が長く政権を担う
第二次世界大戦後、日本では 自由民主党 が長く政権をになってきました。
自由民主党は、略して「自民党」と呼ばれることもあります。
1955年以降、他党が政権をにぎっていた期間はほんのわずかです。
自由民主党以外の政党が政権をになっていた期間を確認しましょう。
1993~94年にかけて、自民党以外の政党による 連立政権 が樹立されました。
当時は自民党が 第一党 (最も議席数が多い政党)でしたが、議席数は過半数ではありませんでした。
他の党が協力して政権を奪い、細川護熙(もりひろ)という人物が首相となりました。
ただ、この連立政権は長くは続かず、再び自民党が政権を取り返しました。
2009~12年にかけて、3年以上の間 民主党中心の連立政権 が政権をにないました。
2009年の総選挙で、「政権交代」を掲げる民主党が自民党に勝利をおさめたのです。
国民は民主党の政治に期待していましたが、民主党はその期待に応えられませんでした。
民主党は国民からの支持を失い、2012年の選挙で大敗します。
2012年の選挙に勝利した自民党は、同年12月から 公明党 と連立政権を組織します。
以上、自民党以外が政権を担当していた期間について学習しました。
日本においては、ほとんどの期間で自民党が政権をになっているのです。
共産党や社会民主党 日本には様々な政党がある
今回授業で取り上げた 自民党 や 民主党 、 公明党 のほかにも、日本には多くの政党があります。
共産党や社会民主党、おおさか維新の会などです。
さらに、「生活の党と山本太郎となかまたち」など、個人名が入っているような政党もあります。
ただ、政党名は変更されることもあります。
さきほど紹介した民主党は、2016年3月に 民進党 という名前に変わりました。
テストで名前を答えるときは注意してくださいね。
具体的な目標である「マニフェスト」
政党は、それぞれの政策目標を掲げて選挙に臨みます。
選挙において、政党が掲げる具体的な政治の目標を マニフェスト といいます。
財源や達成期限、数字の目標などを具体的に約束し、実現できたかどうかを確認できるのがマニフェストの特徴です。
例えば、「美しい国をつくる」という公約は、抽象的で達成できたかどうかが判断できないですよね。
抽象的なスローガンが公約、具体的な数字の目標がマニフェストだと考えてください。
第二次世界大戦以降、日本では自由民主党がほとんどの期間で政権をにぎっています。
具体的な政治の目標を「マニフェスト」と呼ぶこともおさえておきましょう。
3つ目のポイントは、「日本における政党の動き」です。
こちらを見てください。