5分でわかる!法律ができるまで
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この動画の要点まとめ
ポイント
法律が成立するまでの流れ まずは国会議員や内閣が法律案を提出
図の一番左を見てください。
まず、国会議員や内閣が 法律案を提出 します。
法律案は衆議院と参議院の両院で話し合われ、法律が成立するかどうかが決まるのです。
衆議院と参議院、どちらが先に話し合ってもかまいません。
今回は、先に衆議院で審議されると仮定して説明を進めます。
委員会で実質的な話し合いを行う→本会議で投票
国会に提出された法律案は、議長に渡されたあとに 委員会 で話し合われます。
委員会では 公聴会 を開いて 専門家の意見を聞く こともあります。
委員会でじっくり話し合った後、 本会議 で議員による投票が行われ、法律の制定に賛成か反対かを決定します。
本会議の前に 委員会で話し合いをほとんど済ませておく のです。
委員会で実質的な話し合いをする理由は?
委員会で実質的な話し合いを済ませておくのは、 衆議院や参議院議員全員が一度に議論したら、結論が出るまでに時間がかかりすぎるからです。
例えば衆議院の場合、議員定数は475名です。
475人で一から本格的に議論しようと思うと、時間がかかる上になかなか意見がまとまりません。
そのため、人数が限定されている委員会で先に話し合いを行います。
場合によっては公聴会を開いて専門家の話を聞き、しっかりと話し合ってから、本会議で決議をとるのです。
法律案が衆議院で可決されたら、今度は参議院でも議論が行われます。
参議院でも可決された場合は法案が成立しますが、否決された場合には 少し複雑な手順になります。
衆議院で否決されれば、法案は廃案となります。
衆議院で可決された法案が参議院では否決された場合、法案は再び衆議院の本会議で討議され、 出席議員の3分の2以上の賛成があれば再可決されます。
あるいは 両院協議会 が開かれ、両院の意見が一致すれば再可決となります。
委員会で実質的な話し合いを行い、公聴会で専門家の話を聞き、本会議で法案の可否を決議する。
まずはこの流れを覚えておきましょう。
2つ目のポイントは、「本会議と委員会」です。
法律案がどのような過程を経て成立していくのかを学習します。
こちらを見てください。