5分でわかる!裁判員制度
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この動画の要点まとめ
ポイント
裁判員制度は「司法制度改革」の一環として始まった
裁判員制度は 司法制度改革 の動きの中で誕生しました。
司法制度改革とは、裁判など法に関する問題点を改善しようという動きを指します。
これまで、日本の裁判制度にはさまざまな問題点がありました。
判決までに時間がかかりすぎる、費用が高すぎる といった問題です。
こうした現状を改めようという動きの中で、裁判員制度が誕生しました。
こちらを見てください。
国民が裁判員として裁判に参加 国民の常識を司法へ反映させる
裁判員制度の特徴がまとめられています。順に説明しますね。
裁判員制度は 国民の常識を司法へ反映させるため に、国民が 裁判員 として裁判に参加する制度です。
裁判のプロである裁判官だけではなく、一般の国民の感覚も取り入れて、判断を下すのが目的です。
裁判員が参加するのは、重大な刑事裁判の第一審のみ
しかし 全ての裁判に裁判員が参加するわけではありません。
裁判員が参加するのは 重大な刑事裁判のみです。
「重大な刑事裁判」には、具体的には殺人事件などが該当します。
有罪か無罪か、そしてどのくらい重い刑を与えるべきなのか。
こうした難しい判断に国民の常識や感覚を取り入れるのが、裁判員制度の目的です。
また、刑事裁判の中でも 裁判員が参加するのは第一審のみです。
高等裁判所などで行われる第二審以降に関わることはできません。
裁判員制度は 重大な刑事裁判の第一審のみ 、しっかり覚えておきましょう。
裁判員は20歳以上の国民からくじで選ばれる
裁判員裁判は 職業裁判官3名 と 国民から選ばれた裁判員6名 とが参加します。
「職業裁判官」というのは、裁判官を職業としている人のことを指します。
つまりは裁判官のことですね。
6名の裁判員については 20歳以上の国民の中からくじで選ばれます。
ランダムに選ばれた裁判員6名と、裁判官の3名が話し合い、裁判員裁判が行われます。
裁判官が 3名 、裁判員が 6名 。
この数字がテストで問われることもあるので、しっかり覚えておきましょう。
裁判員制度の問題点として、裁判員の 精神的な負担 が指摘されています。
裁判員裁判は 重大な刑事裁判 を扱うため、裁判員は、例えば殺人事件の証拠などを見る必要があるのです。
また、自分たちが下した判断が、他人の人生を決めることになります。
懲役何年、無期懲役、場合によっては死刑なのかどうかを判断するわけです。
裁判員制度の目的や仕組みと合わせて、裁判員の精神的な負担が指摘されているという問題点もおさえておきましょう。
2つ目のポイントは、「裁判員制度」です。
2009年に始まった新しい裁判の仕組み、 裁判員制度 について詳しく学びます。