5分でわかる!三権分立
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この動画の要点まとめ
ポイント
立法権、行政権、司法権の三権分立
「三権」とは、次の3つの権力のことです。
国会が持つ立法権
内閣が持つ行政権
裁判所が持つ司法権
図のように、これら3つの大きな権力を分散させています。
分散させる理由は 権力の集中を防ぐためです。
権力が集中してしまうと、権力者が好き勝手なことをして、国民の人権がおびやかされるかもしれません。
この三権分立の表はとても大事です。
できれば 表を全部、まるごと覚えてください。
テストでも大抵この表が出てきて、空欄に何が入りますか?という問題が出ます。
内閣総理大臣の指名/衆議院の解散
この図の中で、国会と内閣(立法権と行政権)をつなぐ矢印について説明します。
まず、国会は内閣に対して 内閣総理大臣の指名 ができます。
また、 内閣不信任決議 を出して、総理だけでなく 内閣そのものを辞めさせることもできます。
この説明だけを聞くと、国会は内閣に対して強い権利を持っているように思えます。
しかし、内閣は国会に対し 衆議院を解散させる ことができるのです。
三権分立は、どちらかが一方的に強いという関係にはなっていません。
お互いに監視したり、けん制したりすることができるのです。
違憲立法審査権/弾劾裁判所の設置
今度は国会と裁判所の関係に注目しましょう。
国会には、裁判官をやめさせるかどうかを判断する 弾劾(だんがい)裁判所 が設置されています。
裁判官にふさわしくない人物がいないかどうか、チェックする役割を持っているのです。
一方、裁判所は 違憲立法審査権 を持っています。
これは 国会がつくった法律などの決まりが、憲法に反していないかどうかをチェックする 権利です。
ポイント1で学習しましたね。
このように、国会と裁判所も お互いをチェックする機能を持っているのです。
内閣と裁判所の間にも、同じような関係があります。
最後に、三権の中心にいる国民が、それぞれの権力に対してできることを説明します。
まず、国会に対しては 選挙 、内閣に対しては 世論 によって意思表示をすることがができます。
そして、最高裁判所の裁判官に対しては 国民審査 を行います。
もう1度言いますが、三権分立の図はテストで本当によく出題されます。
今日勉強したことを、しっかり復習しておいてくださいね。
3つ目のポイントは、「三権分立」です。
三権分立 とは 権力を分散させ、国民の人権を守る という考え方です。
18世紀に、フランスの思想家 モンテスキュー が提唱しました。
この三権分立の考え方は、現在の日本にも適用されています。
こちらを見てください。