5分でわかる!地方交付税交付金と国庫支出金
- ポイント
- ポイント
- ポイント
- 練習
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
地方自治体は国からお金を支給されている
地方自治体は、住民からの税金や、国から支給されるお金で、地方自治を行うために必要なお金を集めています。
「国から支給されるお金」の一種が、今回学習する地方交付税交付金です。
こちらを見てください。
地方公共団体の歳入 1位は地方税、2位は地方交付税交付金
右側の円グラフは、都道府県や市町村など全国の地方公共団体の歳入を示しています。
「歳入」というのは、国や地方公共団体の「収入」のことです。
つまり、地方公共団体がどこからお金を得ているのかを表しています。
グラフを見ると、地方公共団体の歳入のうち、
1番多いのは地方税、2番目に多いのは地方交付税交付金ですね。
地方公共団体の歳入1位、2位はテストでよく聞かれます。
しっかり覚えておきましょう。
地方交付税交付金と国庫支出金 大きな違いは「使い道が決まっているかどうか」
ここで、地方交付税交付金についてもう少し詳しく説明します。
地方交付税交付金は地方公共団体の財政格差を小さくするために、国から支給されるお金です。
地方税がたくさん入ってくるような、例えば都会の自治体では、税金だけで十分な歳入を確保できます。
一方、税収が少ないところ、例えば過疎が進んでいる自治体だと税収だけでは自治体の運営が困難です。
そこで、国から支給される地方交付税交付金が必要になるのです。
国から支給されるお金には、地方交付税交付金の他にも国庫支出金があります。
国庫支出金は義務教育や道路整備など、特定の費用の一部として国から支給されるお金のことです。
つまり、使い道が指定されているお金なのです。
地方交付税交付金と国庫支出金。
どちらも国から地方自治体に支給されるお金ですが、両者には大きな違いがあります。
地方交付税交付金は使い道が決まっておらず、国庫支出金は使い道が決まっているのです。
この違いをしっかりおさえておきましょう。
ちなみに、47都道府県の中で地方交付税交付金を受け取っていないところがあります。
それは東京都です。
地方交付税交付金を受け取っていない自治体もあるのですね。
2つ目のポイントは、「地方交付税交付金」です。