中学公民
5分でわかる!労働三法
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この動画の要点まとめ
ポイント
労働者の権利を守る労働三法 実態は?
これでわかる!
ポイントの解説授業
労働三法 労働基準法、労働組合法、労働関係調整法の3つ
労働三法は 労働基準法、労働組合法、労働関係調整法 の3つを指します。
いずれも 労働者の権利を守るために制定された法律です。
3つの法律のうち、特に 労働基準法と労働組合法 は重要です。
この2つを中心に説明します。
こちらを見てください。
労働条件について基準を定める「労働基準法」
労働基準法は 労働時間、休日、賃金などの労働条件について最低基準を定めた法律です。
例えば 男女同一賃金 という決まりが定められています。
男女同一賃金、これは当たり前ですよね。
同じ仕事をしているのに、性別だけを理由に異なる金額が支払われるのは不平等です。
しかし、こんな当たり前のことが守られず、女性の方が立場が低く扱われてしまう場合もいまだにあります。
さらに、労働基準法では 労働時間は週40時間、1日8時間以内 と定められています。
しかし実際は、多くの労働者がこの時間を超えて働いています。
労働者の団結権を保護する「労働組合法」
続いては 労働組合法 です。
この法律は 労働者の「団結権」を保護するために制定されました。
団結権とは、労働者が 労働組合 を結成する権利です。
労働者が雇い主に対して意見をいうとき、1人だけだと立場が弱く、意見が通りにくい場合がほとんどです。
そこで、労働者たちが団結して組合を作り、雇い主と対等な立場で交渉するのです。
これが労働組合の目的で、労働組合をつくる権利(=団結権)を保護するために労働組合法が制定されました。
労働三法、特に労働基準法と労働組合法について、法律の名前と内容をおさえておきましょう。
1つ目のポイントは、「労働三法」です。
労働者を守るための法律である 労働三法 について学習します。