3つ目のポイントは、「需要曲線と供給曲線」です。
ポイント2で需要と供給について学びましたね。
今回は、テストによく出る需要と供給のグラフについて学習します。
こちらを見てください。

まずは需要曲線に注目してください。
需要は「ほしい」でしたね。

価格が高いとき、みなさんは買い物したいですか？
したくないですよね。
つまり、価格が高いと需要量は少なくなります。
反対に、価格が安いと需要量は多くなります。
この様子を表しているのが需要曲線です。

続いては供給曲線に注目してください。
供給は「つくる」でしたね。

価格が高いときと安いとき。
商品をたくさん作って売るならどちらのタイミングが良さそうですか？
そう、価格が高いときですね。
高く売れるときにたくさん売れば、その分利益を上げることができます。
価格が高いと供給量は多く、安いと供給量は少なくなります。
この様子を表しているのが供給曲線です。

グラフを見ると需要曲線と供給曲線とが交わっている点があります。
需要量が「ほしい量」、供給量が「つくる量」を表しているとすればこの点が「ちょうど良い価格」を表していることになります。
この価格を均衡価格といいます。
「衡」という漢字が少し難しいので注意してください。

商品の値段が均衡価格よりも高い場合を考えてみましょう。
値段が高い分需要量は少なく、供給量は多くなります。
すると需要量と供給量に差が生まれますよね。
需要と供給に差があると値段が変わって均衡価格に近付いていくのです。
この場合だと、もっと商品を安くしないと売れ残ってしまいますよね。

需要曲線と供給曲線のグラフについて学習しました。
どちらが需要曲線で、どちらが供給曲線のグラフなのかをしっかり覚えておきましょう。