中学公民
5分でわかる!公債の種類
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この動画の要点まとめ
ポイント
税収不足は国債でカバー これ以上の借金を減らすには?
これでわかる!
ポイントの解説授業
税収の不足を補うために「公債」が発行される
政府の借金について考えるにあたって、まずは 公債 という言葉を覚えてください。
公債とは 政府が税収の不足を補うために発行する債券 のことです。
ここでいう「政府」とは 国だけではなく地方公共団体のことも含めています。
公債には大きく2種類あります。
国が発行する公債である「国債」と、地方公共団体が発行する「地方債」 です。
国債と地方債を合わせて「公債」といいます。
国の借金はどんどん増え続けている
ポイント1で学習したように、国は全ての歳入を税収でまかなえているわけではありません。
税収の不足を借金(=国債)でカバーしている状態です。
こちらを見てください。
このグラフは 国の債務残高 (借金の合計金額)を示しています。
縦軸は金額(単位は 兆 )、横軸が年度を表します。
グラフからも どんどん債務残高(借金)が増えている のが分かりますよね。
国債は「借金」なので、いずれは返さなければなりません。
借金を減らすにはどうすればいい?
では 借金を減らすにはどうすればよいのでしょうか。
方法は2つあります。
1つ目は 税収を上げる 方法です。
例えば 消費税率を20%や30%に上げれば税収は増えます。
ただ、それだけ消費税が高いと買い物をする機会が減り、景気が悪くなってしまうかもしれません。
もう1つの方法は 歳出を減らす ことです。
ただ、この方法は どの費用を減らすのかという判断が難しそうです。
例えば 社会保障関係費 を削減するとなると 高齢者の生活に悪影響を与えるかもしれません。
借金を減らすには、借金以外の歳入を増やすか歳出を減らさないといけません。
どちらの方法をとるにしても、とても難しい問題なので、現在も多くの議論が行われています。
みなさんも是非、どうすればこれ以上借金を増やさなくてすむか考えてみて下さい。
3つ目のポイントは、「国債と地方債」です。
これまで見てきたように、日本は 税収の不足を借金で補っています。
借金を返しながら新たに借金をしている状態なので、借金は増え続ける一方です。
これ以上の借金を減らすには、どうすればいいのでしょうか?