5分でわかる!四大公害病
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この動画の要点まとめ
ポイント
大気汚染や水質汚濁など、地域住民の健康や生活環境を損なうのが「公害」
まずは 公害 という言葉の説明をします。
公害とは、企業の活動などによって 地域住民の健康や生活環境が損なわれること をいいます。
代表的な公害として 大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音 などが挙げられます。
四大公害病 四日市ぜんそく、イタイイタイ病、水俣病、新潟水俣病
日本ではこれまで複数の公害が発生してきましたが、特に 高度経済成長期 には公害により大きな被害が発生しました。
その中でも特に被害が大きかった4つの公害を合わせて 四大公害病 といいます。
こちらを見てください。
四大公害病は 四日市ぜんそく、イタイイタイ病、水俣病、新潟水俣病 の4つです。
ちなみに新潟水俣病は「第二水俣病」と呼ばれることもあります。
三重県の四日市ぜんそく 富山県のイタイイタイ病
四日市ぜんそくは 三重県の四日市 で発生しました。
原因は 二酸化硫黄 です。
工場の煙に含まれる有害な二酸化硫黄が原因で、多くの地域住民がぜんそくにかかってしまいました。
イタイイタイ病は 富山県の神通川流域 で発生しました。
原因は カドミウム という物質です。
カドミウムが水田に流れこみ、そこでできたお米を気づかないうちに食べてしまった人が、
骨が折れやすくなったり寝たきりになってしまう病気にかかってしまいました。
熊本県の水俣病 新潟県の新潟水俣病
水俣病は 熊本県の水俣市 、新潟水俣病は 新潟県の阿賀野川流域 で発生しました。
原因はどちらも 有機水銀 という物質です。
工場から出た有毒な有機水銀が、人間の体内に入ってしまったのです。
このように 目に見えない物質が原因で発生してしまう のも、公害の恐ろしさといえます。
高度経済成長期には、たくさんの工場が建設されました。
それらの工場からは 有害物質 が排出され、人々の体内に入ってしまったことで公害が発生したのです。
つまり 経済発展をしているときは公害が起こりやすい ともいえます。
四大公害病は、多くの人々に大きな被害を与えました。
二度とこのような被害を繰り返さないよう、経済発展が人々に与える影響を注意深く考える必要があります。
かつての日本のようにこれから経済発展を遂げていく国に対しては、私たちの体験を伝えることで、
公害の被害を未然に防ぐことができるかもしれません。
1つ目のポイントは、「四大公害病」です。
今回は 経済発展と公害の関係 について学習していきます。
こちらを見てください。