中学公民
5分でわかる!円高・円安と輸出入との関係
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この動画の要点まとめ
ポイント
円高と円安 輸出に有利なのはどっち?
これでわかる!
ポイントの解説授業
1ドル120円→1ドル80円に変わるのは「円高」
円高と円安について、具体的な数字を設定して考えてみましょう。
表の左の列は 1ドル120円 の場合を、真ん中の列は 1ドル80円 の場合を表しています。
1ドル120円から80円に変化した場合、これは「 円高 」です。
「120円」から「80円」になっているので「円安」...ではありません。
円高 です。
円高円安については、このように考えてください。
同じ1ドルを持っていても、前は120円と交換できたのに、80円としか交換できなくなった。
つまり ドルの価値が下がった と言えるのです。
別の考え方もできます。
1ドル120円なら2ドルで240円になります。
1ドル80円なら3ドルで240円になりますよね。
同じ240円でも、前は2ドルの価値だったのが3ドルの価値に上がった。
つまり 円の価値が上がった ということです。
円高は輸出にとって不利
「円の価値が上がった」といわれると、なんだかうれしい気持ちがします。
しかし 日本の輸出業者にとっては全然うれしくありません。
例えば車を1万ドルで輸出したとします。
1ドル120円なら 120万円 もらえたのが、円高で1ドル80円になったら 80万円 しかもらえなくなるのです。
同じ車を売っているのに、日本円になおすと40万円ももらえるお金が減ってしまいます。
1ドル80円→1ドル120円に変わるのは「円安」
今度は表の真ん中の列から右の列に変化した場合を考えてみましょう。
1ドル80円から1ドル120円になった場合、これは「 円安 」です。
円安になると、例えば1万ドル=80万円だった車が 1万ドル=120万円 で売れるようになるので、
日本の輸出業者にとっては有利になります。
円高と円安、間違えないように注意してください。
2つ目のポイントは、「円高と円安」です。
今回は 円高と円安 について、そして 円の価値が貿易に与える影響 について説明します。
こちらを見てください。