中学公民
5分でわかる!自由貿易の促進
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この動画の要点まとめ
ポイント
貿易紛争を防ぐために 自由貿易の重要性
これでわかる!
ポイントの解説授業
自由貿易とは?
自由貿易とは、かんたんにいえば できるだけ関税をかけずに行う貿易 のことです。
輸入品に対して国がかける税金を 関税 といいます。
国によっては 海外の製品が国内で売れないようにするため、高い関税をかける場合もあります。
むやみに関税をかけるのではなく、お互いの国の製品をちゃんと買いましょうという取り決めが、自由貿易だと考えてください。
貿易紛争とは?
輸出と輸入のバランスが悪いことが原因で、国と国との間で起こる争いを 貿易紛争 といいます。
自国の商品を守るため、輸入はせずに輸出ばかりしていると、貿易紛争が起こる可能性があります。
単なる言い争いにとどまらず、最終的には戦争にまでつながる可能性もないとは言えません。
だからこそ 自由貿易の重要性 が指摘されているのです。
自由貿易を推進するWTO(世界貿易機関)
自由貿易を推進するため、1995年に WTO(世界貿易機関) が創設されました。
こちらを見てください。
WTOは自由貿易を推進するための国際機関です。
貿易に関する様々な国際ルールが協議されています。
WTOが推進する 自由貿易 は、国と国とが協定を結ぶことで達成されます。
国と国との間で結ばれる、自由貿易に関する協定を FTA(自由貿易協定) といいます。
2か国の場合もあれば、複数の国がFTAを結ぶ場合もあります。
下部の写真は TPP(環太平洋経済連携協定) の交渉の様子です。
TPPは日本とアメリカだけではなく、多くの国々の間で協議されています。
「自由貿易」といっても、すべての品目を自由化するわけではありません。
米や肉といった、どの品目を自由貿易の対象にするのかという議論も行われます。
3つ目のポイントは、「FTA(自由貿易協定)」です。
今回は 貿易紛争と自由貿易 について学習します。