5分でわかる!「現在完了形」の使い方
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この動画の要点まとめ
ポイント
1つ目の使い方は、「(ずーっと)~している、~である」の継続
下線に、動詞の形を変えて入れる問題だね。
先に答えを言ってしまうと、 (1)にも(2)にも、現在完了形が入ります。
ではなぜ現在完了形が入るのか、わかるかな?
まず、現在完了形のイメージを復習しよう。
現在完了形は、「過去から現在までずーっと」つながっていることを表していたよね。
この、 「(ずーっと)~している、~である」という意味が、現在完了形の1つ目の使い方、「継続」と呼ばれるもの なんだ。
まずこれが、現在完了形の基本中の基本の使い方だよ。
2つ目の使い方は、「(ちょうど)~した」の完了
じゃあ例題に戻って、残りの2つの使い方を見ていこう。
まずは(1)の文をもう一度見てみよう。
日本語の文末に注目。「終えた」だったら過去の話だけれど、「ちょうど終えたところだ」、となっているね。
今だけ見ているわけではなく、過去からやってきたことが今終わった、つまり、 「過去からずーっと仕事をしてきて、今ちょうど終わった」というイメージだよ。
この、 「(過去も踏まえて現在)ちょうど~した」という意味が、現在完了形の2つ目の使い方、「完了」と呼ばれるもの なんだ。
今回は「仕事をちょうど終えたところだ」なので、finish「終える」を現在完了形にして、has finishedを使えばいいんだね。
「ちょうど」という意味のjustも忘れないようにしよう。
3つ目の使い方は、「~したことがある」の経験
次に、(2)の文をもう一度見てみよう。
「わたしは沖縄に3回行ったことがあります。」となっているね。
まず昔、1回目があって、その後に2回目と3回目があって、現在は「3回行ったことがある」状態だよね。
つまり、 「過去から現在までの間」に「3回行ったことがある」という意味になるんだ。
この、 「(過去から現在までの間に)~したことがある」という意味が、現在完了形の3つ目の使い方、「経験」と呼ばれるもの なんだ。
ここで、今回のように 「行ったことがある」と現在完了形で言いたい場合、実は「行く」のgo(過去分詞gone)は使わない んだ。
代わりに、 「~へ行ったことがある」はhave been to ~を使うよ。
今回はtoが下線の後にもうあるから、下線に入るのはhave beenだね。
継続、完了、経験。全ての元になるのは「過去から現在まで」という考え方!
このように、現在完了形には3つの使い方があるけれど、全て 「過去から現在まで」という点は同じ なんだ。
過去から現在まで「(ずーっと)~している」が継続。
過去から現在までで「(ちょうど)~した」が完了。
過去から現在までに「~したことがある」が経験。
これらの使い方を、しっかり覚えよう。
今回のテーマは 「現在完了形の3つの使い方」 についてです。
次の例題を通して考えていこう。例題は、こちら。