5分でわかる!mayの基本用法
- ポイント
- 練習
- チャレンジ
この動画の要点まとめ
ポイント
mayは「なんとなく」という気持ち!
(1)は「 降るかもしれない 」、(2)は「 使っていいよ 」、どちらにも、実は助動詞mayが入るんだけど、なぜだかわかるかな。
助動詞mayは、「なんとなく」という、ふわっとした気持ちを込めるときに使う表現なんだ。ここが今回のポイントだよ。
助動詞は気持ちを乗せる表現 だったね。
mayは「なんとなく」という気持ちを乗せる助動詞 だよ。
①の 推量 「かもしれない」は、理由がはっきりしているわけではないけれど「なんとなく」という気持ちを表すことができるんだ。
②の 許可 も、自分からみての主観的な許可、「なんとなく」の、強すぎないニュアンスなんだね。
また、③「~しますように!」という、「なんとなく」の気持ちが込もっている祈りや、④「(確かに)~かもしれない(が)」という、譲歩の意味を表すこともできるよ。
mayは「かもしれない」という気持ちを表す 、ここをしっかりつかんでおこう。それじゃあ、問題に戻って見てみよう。
(1)をみてみよう。
まずは単語の確認から。天候を表すitは、訳には出ないよ。
rainは「雨が降る」、という意味の動詞だったよね。
「明日、雨が降る かもしれない 」の「 かもしれない 」に注目。
根拠はないけれど、なんとなくふわっとした自分の気持ちとして、
「雨が降るかもしれない」ということを言いたいんだね。
ここでは、根拠のない考えを表す、 推量の意味のmay を使おう。
次に、(2)を見てみよう。
(2)では、「私のお父さんのパソコン使って いいよ 。」の
「 いいよ 」に注目しよう。
「~してもいいよ」という 許可 の意味を表したいんだね。
ここでは、 許可の気持ちを表せる、mayまたはcan を使おう。
mayとcanの「許可」の違いは?
mayだけでなく、 canにも、
許可「してもよい」という意味がある んだったね。mayとcanの表す「許可」には、どんな違いがあるかわかるかな。
mayは、自分から見て「いいよ」という、
「なんとなく」の主観的な許可 、
canは、他の人から見て「いいよ」という、
「外からみて」の客観的な許可 、
をそれぞれ表すという違いがあるよ。
(2)では、「私」からみてなんとなく主観的に「使っていいよ」、
外からみて客観的に「使っていいよ」、
どちらの意味でも取れるから、canとmayの両方を使うことができるんだ。
「ますように」、「(確かに)~かもしれない(が)」に注目
続いて、例題(3)をみてみよう。
youが「君」で、be happyが「幸せである」という意味だね。
「君が幸せであり ますように 。」の「 ますように 」に注目。
祈りの気持ちが込められているときはどうする?
May+主語+原形! の形で、「 主語が~しますように! 」という祈りの意味を表せるよ。大事な表現だから覚えておこう。
最後に例題(4)を見てみよう。
wrongは「間違っている」という意味だね。
文の後半、I don't think she isが、「私はそうは思わない」という意味だよ。isのあとにはwrongが省略されているんだ。
ここでは、「 かもしれない 」に着目してみよう。
「(確かに)~かもしれない(が)」という 譲歩 の気持ちを表せる may を使おう。
「may<前ふり>, but <言いたいこと>」は譲歩
譲歩という言葉が少し難しく感じたかもしれないね。
でも、長文ではよく出る表現だから、しっかり覚えておこう。
自分の言いたいことを言う前に、
その反対のことを言う「前ふり」が、 譲歩 。
mayとbutが一緒に使われているときは、譲歩 の意味になるよ。
この文では、She may be wrong「彼女は間違っているが」の部分が「前ふり」だね。
言いたいことはbutの後ろ、 but I don't think she is「でも私は彼女が悪いとは思わない」という部分だね。
今回のテーマは 「mayの基本用法」 についてです。
次の例題を通して考えていこう。例題は、こちら。