5分でわかる!不定詞の使い方3「~するための」
- ポイント
- 練習
- チャレンジ
この動画の要点まとめ
ポイント
「~するための」というカタマリを足す不定詞!
これまで、「 ~するために 」と「 ~すること 」という2つの不定詞の使い方を見てきたね。
今回は3つ目、「 ~するための 」という不定詞の使い方を見ていくよ。
次の例題を通して考えていこう。
(1)のI have a lot of thingsは、「私にはたくさんのことがある」というカタマリだね。
「私には 今日する たくさんのことがある」という意味になるように、「今日する ための 」というカタマリをくっつけるよ。
(2)は、Give me something「私に何かをください」とあるね。
「私に何か 飲み 物をください」となるように、「飲む ための 」という意味の英語をくっつけるよ。
どちらも 不定詞 を使って「 ~するための 」というカタマリを足していくよ。
今回のポイントを確認しておこう。
まずは、 不定詞の形と働き を整理しておこう。
不定詞は、 to 動詞の原形 の形をとって、
「カタマリ」で意味を足す 働きをもつよ。
今回は、「 ~するための 」という意味での不定詞の使い方を見ていこう。
この使い方は、直前の名詞を修飾する「 形容詞的用法 」と呼ばれることもあるよ。
それじゃあ、問題に戻って使い方を見ていこう。
I have a lot of things「私にはたくさんのことがある」に、
「今日 するための 」という意味のカタマリをくっつけよう。
「今日する」はdo todayと表せるから、 不定詞 の to を使って下線に補おう。
I have a lot of things to do today.となるね。
ここでは、 to do today「今日する ための 」というカタマリが、直前のthings「こと」にかかっている、というのがポイントだよ。
to do todayというカタマリの中には、「何をするのか」を表す単語、つまりdoの目的語にあたる部分が抜けているように見えるね。
そのことで、不定詞がかかっている前の名詞とのつながり、a lot of things「たくさんのこと」をdo「する」というつながりが、見えやすくなっているんだよ。
次に、例題(2)を見てみよう。
「飲み物」は「飲むための何か」と言い換えられるね。
Give me something「私に何かをください」に、「飲み物を」つまり「飲む ための 物を」という意味のカタマリを、不定詞を使ってくっつけよう。
「 ~するための 」という意味のカタマリは、 不定詞 の to を使ってくっつけよう。
「飲む ための 」は to drinkで表せるから、
Give me something to drink.となるね。
to drinkというカタマリは、直前のsomethingにかかっているよ。
to drink「飲む ための 」というカタマリの中では、
「何を飲むのか」にあたるものが欠けているように見えるね。
その分、直前のsomething「何か」をdrink「飲む」という、不定詞がかかる名詞とのつながりが見えやすくなっているよ。
このように、不定詞が「 ~するための 」という使い方のときは、
不定詞のカタマリの中に、欠けている名詞があるように見える よ。
そのことで、 不定詞がかかっている・説明している、前にある名詞とのつながり がわかりやすくなっているんだ。
続いて、例題(3)を見てみよう。
He has no house「彼には家がない」に、
「住む ための 」というカタマリをくっつけよう。
「~に住む」はlive in 名詞、の形で表せるよ。
to live in「住む ための 」という不定詞をくっつけて、
He has no house to live in.となるね。
to live inというカタマリは、直前のno houseにかかっているよ。
最後がinで終わっていることに、違和感をもった人がいるかもしれないね。
でも大丈夫、これで正解だよ。
「 ~するための 」という意味で 不定詞 を使うときの特徴で、
不定詞のカタマリの中で、名詞が1つ足りないように見える よ。
なので、 不定詞が結びついている名詞とのつながり がわかりやすくなるんだ。
(3)では、inのあとに来るはずの、
「どこに」住むのかを示す名詞が足りないように見えるよね。
そのことで、live inとno houseのつながりが見えやすくなるんだ。
不定詞の用法
ちなみに、ここまで見てきた3つの不定詞の使い方は、次のような「用法」と呼ばれることがあるよ。
「 ~するために 」という副詞句をつくる⇒「副詞的用法」
「 ~すること 」という名詞句をつくる⇒「名詞的用法」
「 ~するための 」という形容詞句をつくる⇒「形容詞的用法」
不定詞 の使い方の3つ目、「 ~するための 」という使い方を見てきたよ。この場合、
不定詞のカタマリの中で名詞が1つ足りなくみえる ということ、
そのことで、 不定詞がかかっている、前の名詞とのつながりがわかりやすくなる ということ、
この2つがポイントだよ。しっかり押さえておこう。
今回のテーマは 不定詞の使い方③「~するための」 についてです。