5分でわかる!不定詞の使い方4「…して~になる」(結果)
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この動画の要点まとめ
ポイント
「…して~になる」という「結果」の意味のカタマリを足す不定詞!
ここまで、「~するために」、「~すること」、「~するための」という、不定詞の使い方を3つ見てきたね。
今回は、「 …して~になる 」という「 結果 」を表す使い方を見ていくよ。
次の例題を通して考えていこう。
まず(1)の日本文を見ると、「トムは成長した」そして「医師になった」という、2つのカタマリに分けられるね。
下線の前がTom grew up「トムは成長した」だから、「医師になった」というカタマリをtoで足せば良いね。
(2)も同じく、She lived「彼女は生きた」というカタマリがあるから、この後ろに「100歳まで」というカタマリをくっつけよう。
どちらも、前の内容をふまえてどうなったかという「オチ」を表すカタマリを足す問題だね。
こういう場合、「 …して~になる 」という「 結果 」を表す 不定詞 を使うよ。
ここで、今回のポイントを確認しておこう。
不定詞は、 to 動詞の原形 の形をとって、
「カタマリ」で意味を足す ことができるんだったね。
不定詞には、「 …して~になる 」という「 結果 」を表す使い方があるよ。
ちなみにこの使い方は、「 副詞的用法 」の1つなんだ。
前に学んだ「 ~するために 」という「 副詞的用法 」と合わせて押さえよう。
それじゃあ、問題に戻って具体的に見ていこう。
(1)は、「トムは成長した」そして「医師になった」という、2つのカタマリに分けて考えられるね。
下線の前のカタマリ、Tom grew up「トムは成長した」に、「 その結果 、医師になった」という意味のカタマリをくっつけよう。
このように、カタマリをくっつけて「 …して~になる 」という「 結果 」を表したいときは、 不定詞 を使おう。
「医師になる」はbe a doctorもしくはbecome a doctorと表せるから、Tom grew up to be[become] a doctor.となるね。
次に、(2)を見てみよう。
(2)「彼女は100歳まで生きた」ということは、「彼女は生きた」と「100歳まで」の2つの意味のカタマリに分けて考えられるね。
She lived「彼女は生きた」に、「 その結果 、100歳になった」というカタマリをくっつけよう。
「 …して~になる 」という 「結果」を表す不定詞 を使うよ。
to be 100「 その結果 100歳になった」をくっつけて、
She lived to be 100.となるね。
続いて、(3)を見てみよう。
「私は目を覚ました」すると「家が火事になっていた」という2つのカタマリに分けて考えよう。
awokeはawake「目が覚める」の過去形だから、I awokeで「私は目を覚ました」だね。
「家が火事になっていた」は、「家が火事になっていることがわかった」と言い換えられるね。
find A B「AがBであるとわかる」、on fire「火事になって」を使って表そう。
「結果」を表す不定詞 を使って、カタマリを付け足そう。
続いて、(4)を見てみよう。
「ジャックは一生懸命頑張った」しかし「失敗した」というカタマリに分けて考えられるね。
Jack tried hard「ジャックは一生懸命頑張った」に、 不定詞 を使って「 しかし結局 、失敗した」というカタマリを加えよう。
ここでポイント、「…したが 結局 ~だった」という意味を表すには、「 結果 」を表す toの前にonly を置いて、 … only to ~ という形にするよ。
「失敗する」はfailと表せるから、Jack tried hard only to fail.となるね。
only to fail で「結局ダメだった・失敗した」という、決まり表現として覚えても良いね。
今回のテーマは 不定詞の使い方④「…して~になる」(結果) という表現についてです。