5分でわかる!be+to 動詞
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この動画の要点まとめ
ポイント
「be+to 動詞」の基本の意味をつかもう!
be+to 動詞の原形 は、主に訳で問われるパターンだよ。
色々な訳し方があるけれど、基本の意味をしっかり押さえて、文脈に合わせて使い分けていこう。
次の例題を通して考えていこう。
(1)も(2)も、日本文と見比べると、この英文で意味が大体できあがってしまっている感じがするね。
ただ、下線の後ろの 動詞の形に注目 してみよう。
(2)は特にわかりやすいけれど、下線の後ろがbe、つまり 動詞の原形 になっているね。
動詞の原形を直後にとれるのは、助動詞かtoのどちらかだけだよ。
ここではどちらも、下線に to が入るよ。
are to や、 is to という形に違和感をもった人もいるかもしれないけれど、この形が今回のポイントなんだ。
S+be+to 動詞の原形 で、「 Sは~することになっている 」という意味を表すよ。
このパターンでは、toで始まるカタマリ自体が、かなり重要なものとして置かれているんだ。
be+to 動詞の原型 の意味は、「予定」「運命」「可能」「意思」「目的」「義務」「命令」などがあるんだけど、大事なのは、どれも「 Sは~することになっている 」という意味が基本になっていること。
基本の意味をおさえて、文脈によって使い分けていこう。
例題を通して、具体的に見ていくよ。
(1)(2)は、下線の後ろがそれぞれ、meet、beという 動詞の原形 が来ているから、下線にはどちらも to を置くよ。
S+be+to 動詞の原形 は「 Sは~することになっている 」という、「 予定 」のニュアンスで訳すのを基本に考えよう。
基本をふまえて、文脈に合わせて訳を工夫してあげれば良いよ。
We are to meet at five.は、
「私たちは5時に 会うことになっている 」
The party is to be held tomorrow.は、
「パーティーは明日 行われる予定です 」だね。
今回はどちらも、そのまま「予定」の訳でしっくりくるね。
次に、(3)(4)を見てみよう。
(3)(4)どちらも、下線の直後に動詞の原形leaveやpassがきていることに注目しよう。だからここは、両方ともtoが入るね。
S+be+to+不定詞 のカタマリは、オマケではなく、意味の中心になるよ。
訳し方は、全部のパターンを覚えても良いけれど、「 Sは~することになっている 」という「 予定 」の意味を基本として、文脈に合わせて工夫しよう。
日本文を見てみると、(3)は「去る べき だ」という「 義務 」、
(4)は「合格する つもり 」という「 意思 」の意味で訳しているね。
どちらも、基本である「 予定 」の意味のまま、「去る ことになっている 」や「合格 することになっている 」と訳しても、意味は通じるよ。
でも、より自然な訳になるように、それぞれ文脈に合わせて訳をほぐしているんだ。
続いて、(5)(6)を見てみよう。
(5)(6)も、下線の後ろがbeやreturnという動詞の原形になっているから、toを下線に補おう。
(5)は、 wasn't to be foundが「見当た らなかった 」、
つまり「 できなかった 」という、 可能+否定 の意味で訳されているね。
助動詞を使って、表すこともできるけれど、 S+be+to+動詞の原形 、の形を使ったほうが重みが出るんだ。
(6)は「帰れない 運命だった 」と「 運命 」の意味で訳しているね。
基本の「予定」の意味で、「帰る予定ではなかった」と訳しても意味は通じるよ。
ただ、never「二度と」とあるし、「運命」と訳したほうが重みが出て自然な訳になるね。
S+be+to+動詞の原形 の形は、「 Sは~することになっている 」という意味を基本として押さえておこう。
これまでは「オマケ」として付け足していた不定詞だけれど、この形で使われているときには、意味の中心になるよ。その分、 文脈に合わせて訳を工夫 をしてあげよう。
今回のテーマは 「be+to 動詞」 についてです。