5分でわかる!不定詞の熟語1(too…to/…enough toなど)
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この動画の要点まとめ
ポイント
形容詞・副詞と絡めて使う、不定詞の熟語表現!
「私はあまりに疲れているので走れ ない 」と否定の意味になっているね。
一方、英文は2通りで表現する必要があるね。ただ、どちらの文も、notやneverなど否定の単語が入っていないんだ。下線の部分で否定の意味を表すにはどうしたらいいんだろうか。
実は、toを使った熟語で、形容詞や副詞と絡めて、否定の意味を示せる表現があるんだ。
今回のポイントを確認していこう。
形容詞や副詞と絡めて使う熟語表現を、3つ押さえよう。
① too … to 動詞 は、「あまりに~なので… できない 」という意味だよ。
too … to 動詞 の表現では、toのカタマリを置くことで 否定の意味を出せる のが重要だよ。
② … enough to 動詞 は、「~するのに充分…だ」という意味だよ。
訳をするときに、後ろから前にかけて訳すことに注意しよう。
①が否定の意味になるのに対し、②は肯定の意味になるよ。
③ so … as to で、「とても…なので~する・できる」という意味だよ。
③も肯定の意味の表現だね。
①②③すべてで、…の部分には形容詞や副詞が入るよ。
①だけ否定の意味、②③は肯定の意味であることを押さえよう。
それじゃあ、問題に戻ってみよう。
「わたしは あまりに 疲れている ので 走れ ない 」を見ていこう。
「 あまりに…なので~できない 」という、否定の意味になっているね。
否定の意味が出るように英語を補っていこう。
まずは1つ目の英文を見てみよう。I am tiredで「私は疲れている」という意味だね。
tiredの前の too に着目。 too … to 動詞 の形で、「 あまりに…なので~できない 」という、 否定 の意味を表すんだったね。
動詞の原形runの前に to を補おう。
次に、2つ目の英文を見てみよう。
接続詞のthatで文が区切られているよ。
接続詞の後ろには、主語・動詞を置こう。否定の意味を表したいから、助動詞canを使って、「走れない」をI can't runと表そう。
この形は「 so…that構文 」と呼ばれる、「 とても…なので~する 」という意味になるんだ。
続いて(2)を見てみよう。
(2)「ナンシーは何でも買えるほどお金持ちです」を見ていこう。
まず、「何でも 買えるほど お金持ち」に注目して、1つ目の英文を考えてみよう。
「何でも買うのに充分お金持ちだ」と言い換えられるから、「 ~するのに充分…だ 」という表現、 … enough to 動詞 を使って表せるね。
… enough to 動詞 の表現では、toの前のenoughから、
不定詞のカタマリが始まると考えよう。
このカタマリが、前の形容詞richに後ろからかかっているんだ。
2つ目の文では、 so rich as に注目しよう。
toを補って、 so … as to 動詞 「とても…なので~する・できる」の表現を使おう。
3つ目の文は、接続詞のthatで区切られているね。
thatの後ろに主語・動詞を置くよ。助動詞canを使って、Nancy is so rich that she can buy everything.と表そう。
ここで注意。so … that構文の後ろは、必ずしも否定とは限らないよ。この文のように、肯定的な意味もso thatで書き換えることができるんだ。
形容詞・副詞と絡めて使う、不定詞の熟語表現を3つ押さえよう。
① too … to 動詞 「あまりに~なので… できない 」は否定的な意味、
② … enough to 動詞 「~するのに充分…だ」、
③ so … as to 「とても…なので~する・できる」は肯定的な意味であることを整理しておこう。
今回のテーマは 「不定詞の熟語①(too … to / … enough toなど)」 についてです。
形容詞や副詞と絡めて使う、不定詞の熟語表現を3つ見ていくよ。
さっそく今日の例題を見てみよう。