5分でわかる!「There is 人/モノ+分詞」の表現
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この動画の要点まとめ
ポイント
There構文+分詞をセットで使う表現!分詞の基本の働きと合わせて押さえよう!
まずは次の例題を見てみよう。
下線に英文を補う問題だよ。
下線の前は、(1)There is a cat「ネコが車の上にいる」、
(2)There were forty students「40人の生徒がいた」。
どちらも「 There+be動詞+人/モノ 」という形になっていて、
「 人/モノがいる・ある 」という意味なんだ。
下線以降の部分で、残りの(1)「車の上に立って」、
(2)「その部屋で待って」をそれぞれ補いたいね。
下線の前で「いる」ことを示した「ネコ」や「生徒」が、
どのような状態で「いる」のか を表したいんだ。
実は、ここではどちらも、下線に 現在分詞 を入れるんだ。
「 There+be動詞+人/モノ 」の後ろに
「 分詞のカタマリ 」を置くと、
どのような状態で「人/モノがいる・ある」のか を
示すことができるんだよ。
詳しくは、ポイントで確認していこう。
分詞 は、 後ろからカタマリで意味を足す のが基本の働きだったよね。
実は、 分詞は、There構文とセットで使われることも多い よ。
分詞 と There構文 は、とても相性の良い表現なんだ。
There構文 とは、「 There+be動詞+人/モノ 」という形で、
「 人/モノがいる 」や「 人/モノがある 」という意味だよ。
人やモノが「存在」することを示すんだね。
There構文 で「 人/モノがいる・ある 」ことを表したあと、
分詞のカタマリ を置くと、「 どのような状態でその人/モノがいる・あるのか 」を表せるんだ。
つまり、 There+be動詞 で「これから大事なことを言うよ」と< 予告 >して、
人/モノ という <メイン情報> を置き、
分詞 を使って、 <人/モノの状態> を加えているんだね。
だから、 There構文 と 分詞 は、
There+be動詞 → 人/モノ <メイン情報> ← 分詞
のように、メイン情報を真ん中にしてつなげやすいよね。
それじゃあ、問題に戻ってみよう。
(1)「ネコが車の上に立っています」を見てみよう。
下線の前は、There is a catとあるね。
「 There+be動詞+人/モノ 」という形の、 There構文 だよ。
「 人/モノがいる・ある 」という意味だから、「ネコが車の上にいる」となるね。
下線以降で、残りの「車の上に立って」という意味を補おう。
「立っている」は「今まさに~している」という意味だから、 現在分詞 を使うよ。
下線にはstandingを補おう。
文全体では、There is a cat standing on the car .となるね。
standing on the carという分詞のカタマリ全体で、
a catに後ろから意味を足しているんだ。
There is <予告> →a cat <メイン情報> ←standing on the car. <ネコの状態> 、という仕組みになっているんだね。
次に(2)を見ていこう。
(2)「40人の生徒がその部屋で待っていた」を見てみよう。
下線の前は、There were forty studentsとあるよ。
「40人の生徒がいた」という意味だね。
下線以降で、残りの「その部屋で待って」という状態を表そう。
「 There+be動詞+人/モノ+分詞 」という形を使うよ。
現在分詞 を使って、waiting in the room.としよう。
下線にはwaitingを補うよ。
文全体では、There were forty students waiting in the room.となるね。
waiting in the roomは、分詞のカタマリ全体で、後ろから意味を足しているんだ。
There were <予告> →forty students <メイン情報> ←waiting in the room. <生徒の状態> 、という仕組みだね。
ここで、「 There+be動詞+人/モノ+分詞 」の 自然な和訳 を考えてみよう。
There is a cat standing on the car.を直訳すると、「車の上に立っているネコがいる。」だね。
でも、 人/モノを主語、分詞を名詞のようにとらえて、
「ネコが車の上に立っています」とした方が自然 になるよね。
英語と日本語では、語順が異なるんだね。
There構文+分詞 の表現は、日本語の感覚では少しつかみづらく感じるかもしれないけれど、しっかり押さえておこう。
今回のテーマは 「There is 人/モノ+分詞」の表現 についてです。
There構文 と 分詞 は、セットで使うことも多いよ。
分詞の基本の働きを確認しつつ、使い方をしっかり押さえよう。