5分でわかる!「remain 分詞」「sit 分詞」などの表現
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この動画の要点まとめ
ポイント
「~のままだ」「~で座っている」の表現!
まずは次の例題を見てみましょう。
まず(1)は、「そこに立つ」はstand thereと表せるね。
「立っていた」ということは、She was standing there.かな?
ちょっと待って。「立った ままだった 」とあるから、
動詞をwasではなくremainedで表しているんだね。
(2)は、「囲む」がsurroundだから、Mr. Green was surrounded by his students.となるのかな?
これもちょっと待って。「囲まれて 座った 」だから、動詞はwasではなくsatを使っているんだ。
wasでも文としては成り立つけれど、(1)「立った ままだった 」、(2)「囲まれて 座った 」というニュアンスを出すために、動詞にremainedやsatが使われているんだね。
その後ろの下線部には、どんな形がくるのかな?
実は、動詞をwasからremainedやsatに変えるだけで、動詞の後ろの形は変わらないんだ。
今回のポイントを確認しておこう。
今回見ていくのは、 remain 動詞 や sit 動詞 などの表現。
be動詞のかわりに、remainやsitなどの動詞を使って、その後ろに分詞の意味を置く場合がある よ。
すると、「~のままでいる」「~の状態で立っている」、「~の状態で座っている」、「~の状態で横になっている」など、細かなニュアンスを表現することができるんだ。
この使い方では、分詞のカタマリが前の名詞にかかるのではなく、動詞の後ろで補語の役割をはたしているんだね。
それじゃあ、問題に戻ってみよう。
(1)では、be動詞を使って、She was standing there.としても、文としては成り立つよ。
でもそれだと「彼は立っていた」。
今回は、「立った ままだった 」といいたいんだね。
be動詞のかわりにremainを使って、 remain 分詞 で「 分詞のままだ 」という意味を表すことができるよ。
ここでの分詞のカタマリは、名詞に後ろからかけるのでなく、動詞の後ろで補語の役割をはたしているんだ。
順番につなげて、She remained standing there.としよう。
次に(2)を見ていこう。
be動詞を使って、Mr. Green was surrounded by his students.でも文としては成り立つよ。
ただ、ここでは、「囲まれていた」ではなく、「囲まれて 座った 」といいたいよね。
このニュアンスを表すために、 sit 分詞 「 分詞(の状態)で座っている 」の表現を使おう。
つなげると、Mr. Green sat surrounded by his students.となるね。
このように be動詞 分詞 の形でも良いけれど、もう少し意味を加えたいとき、 remain 分詞 や、 sit 分詞 などの表現ができるよ。
remain 分詞 で「 分詞のままだ 」、
sit 分詞 で「 分詞(の状態)で座っている 」という意味だよ。
もちろん、 be動詞 分詞 の形でも、文は成り立つよ。
でもこの表現を使うと、分詞が示す状態を、より詳しく表現できるんだ。
今回のテーマは 「remain 分詞」「sit 分詞」などの表現 についてです。
大事なのはこれまでと同じで、「 分詞はカタマリで意味を足す 」ということ。
これを基本に、表現の幅を広げていくよ。