5分でわかる!「分詞構文」とは?
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この動画の要点まとめ
ポイント
分詞構文の基本の形・意味をつかもう!
まずは次の例題を見てみよう。
(1)と(2)が、どちらも「左に曲がると、駅が見えるでしょう」という意味になるように、英語を下線に補おう。
英文の後半、you will see the stationはどちらも同じ。
でも英文の前半を見てみると、
(1)はWhen youという 接続詞+主語 からはじまるけれど、
(2)は 接続詞+主語がなく 、いきなり下線がきているね。
問題の条件にあるように、(2)は 分詞構文 を使うんだけど、
分詞構文は、接続詞+主語が省略される表現 なんだ。
ポイントを確認しておこう。
分詞構文で押さえておくべきポイントは2つ。
「①形」 と 「②訳し方」 になるよ。
①分詞構文の基本形 はこうだよ。
つまり、 先頭がいきなり分詞 (ing形やed形)ではじまるんだね。
この分詞(ing形やed形)が意味のカタマリをつくったあと、
カンマで途切れて、S(主語)V(動詞)が出てくる 。
つまり、「When you turn ~, … 」のように「接続詞+主語+動詞, … 」ではじまるのではなく、
「Turning ~, … 」のように「分詞 ~, … 」になるんだね。
接続詞と主語が省略されてしまう んだ。
「いきなり分詞ではじまる」、「カンマで途切れて、SV」が分詞構文の基本形 なんだね。
まずはこの形を覚えてしまおう。
次に ②分詞構文の訳し方 はこうだよ。
分詞構文を訳す時には、 「~すると/~するので」などを補おう 。
例えば、Turning to the right, ~「右に 曲がると、 ~」
Having no money, ~「お金を 持っていないので、 ~」
のようにするんだ。
これはなぜだかわかるかな?
分詞構文は、 接続詞や主語が省略された表現 だからだね。
多くの場合、when/while「~すると」や、as「~するので」の訳があてはまるよ。
分詞構文の訳し方 は、読み手に任せられることが多いよ。
接続詞+主語が省略 された表現だから、
どんな接続詞が省略されているのか を想像して訳そう。
ちなみに、これ以外の形・意味の 分詞構文 もあるけれど、
今後の授業で扱うから、またその時に詳しく見ていこう。
それじゃあ、問題に戻ってみよう。
まず(1)。カンマより前の部分は、When you turn to the leftと表せるね。
下線にはturnを補おう。
次に(2)を見てみよう。
「 分詞構文 を使う」という条件があるね。
(1)と同じ意味になるように、下線に英語を補おう。
分詞構文 の基本の形は、「 分詞 ~ , 主語+動詞 … 」。
もとの文の、 接続詞+主語を省略して、動詞を分詞の形にする と考えるよ。
(1)When you turn to the left, you will see the station.をもとに考えよう。
まず、 接続詞When+主語youを省略 するよ。
Turn to the leftとなるね。
次にこの部分の 動詞を分詞にする よ。
Turning to the leftとなるね。
なので 分詞構文 を使うと、(2)Turning to the left, you will see the station.と表せるんだ。
なので、下線には現在分詞Turningを補おう。
分詞のカタマリTurning to the left「左に曲がると」が、
メインの文you will see the station.「駅が見えるでしょう」に、
かるく意味を付け加えているんだね。
続いて(3)を見ていこう。
(3)(4)「とても忙しかったので、お昼を食べなかった」を考えよう。
カンマの後ろI didn't have lunchが共通で、
(4)は 分詞構文 で書くという条件がついているよ。
(3)のAsは「~ので」という理由を表しているよ。
英文の後半が過去形だから、前半も過去形だと推測できるね。
下線には、過去形のwasを入れよう。
それじゃあ(4)はどうなるかな。
(3)As I was very busy, I didn't have lunch.をもとに、
分詞構文 を使って、同じ意味を表す文をつくろう。
分詞構文 の基本は「 分詞 ~ , 主語+動詞 … 」の形。
接続詞+主語を省略して、動詞を分詞にする よ。
接続詞As+主語Iを省略して、動詞wasを現在分詞にしよう。
すると、Being very busy, I didn't have lunch.となるね。
下線にはBeingを補おう。
[補足]「過去」時制なのに「現在」分詞?
ここで注意。
過去時制 の文の中でも、 現在分詞 のbeingを使うよ。
「 現在 分詞」の「現在」は、
「 現在 時制」の「現在」とは無関係なんだ。
「 現在 分詞」・「 過去 分詞」というのは 時制 ではなく、
ing形やed形のような「かたち」のことを指しているだけ 。
もとの時制が現在時制でも過去時制でも、現在分詞を使うことができるよ。
じゃあ、分詞の部分の時制は、どうやって見分けよう?
(4)は、メインの文に過去形didがきちんと残っているから、過去時制とわかるね。
分詞の部分を見ただけでは、時制がわからないけれど、大丈夫。
分詞構文の訳は、読み手にゆだねられる部分が大きいから、メインの文を見て、流れで考えよう。
まずは 分詞構文 の、基本の形・意味をしっかり押さえよう。
「 分詞 ~ , 主語+動詞 … 」の形で
「 ~すると 」や「 ~するので… 」などと訳せるよ。
今回のテーマは 「分詞構文」とは? です。
分詞構文 は、つかみづらいと感じている人も
多いと思うけれど、ポイントを押さえれば簡単!