5分でわかる!受身ではじまる分詞構文
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この動画の要点まとめ
ポイント
受身の意味を分詞構文で表すには?
前回は、「~すると」や「~するので」と訳す 分詞構文 を学んだね。
今回は、「~ される と」や「~ される ので」という 受身 のニュアンスで訳す 分詞構文 を見ていくよ。
まずは、次の例題を見ていこう。
下線に英語で分詞の部分を補う問題だよ。
どちらの例文でも、下線を含む文の前半で、
(1)「飛行機から 見られると 」、
(2)「簡単な英語で 書かれているので 」のように、
受身 のニュアンスを表したいんだ。
実は(1)も(2)も、 分詞構文 でよく出る、お決まりのパターン。
どちらも 分詞構文 を使って表すんだけど、
分詞構文 で 受身 の意味を出すには、どうしたら良いのかな?
それじゃあ、ポイントを確認しておこう。
分詞構文 の基本の形は、「分詞 ~ , 主語+動詞 … 」。
「~すると」や「~するので…」などと訳すんだね。
でも今回学ぶパターンは、「 過去分詞 ~ , 主語+動詞 … 」という形の 分詞構文 。
過去分詞 ではじまる 分詞構文 は、「~ される と」や「~ される ので…」などのように 受身 の意味になるよ。
ちなみに、 分詞構文 の「 現在 分詞」の「 現在 」は、
時制 の「 現在 」「 過去 」とは無関係なんだったね。
受身の分詞構文 でも同じ。
「 過去 分詞」の「 過去 」は、形を表しているだけだよ。
時制 の「 現在 」「 過去 」とは無関係だから、注意しよう。
それじゃあ、問題に戻ってみよう。
(1)「飛行機から見ると、その島は星のように見える」を見ていこう。
メインの文 と 分詞のカタマリ 、それぞれの主語に注意して考えよう。
日本文では、「飛行機から見ると」となっているけれど、
メインの文the island looks like a star.の主語は、the island「島」になっているね。
だから分詞の部分も、「飛行機から島が 見られると 」のように 受身 にすることに注意。
「~ される と」という 受身 の意味を分詞構文で表すには、 過去分詞 ではじめれば良いんだったね。
下線には、 過去分詞 Seenを入れよう。
ちなみに、「 ~から見ると 」というのは、とてもよく出る表現だよ。
例えば、「飛行機から見ると」「遠くから見ると」などだね。
Seen from~ で「 ~から見ると 」、という決まり表現として覚えてしまおう。
次に(2)を見てみよう。
(2)「簡単な英語で書かれているので、この本は読みやすい」を考えよう。
日本文に「 書かれている ので」とあるから、 受身 だと分かるね。
これを 分詞構文 で表すにはどうする?
過去分詞 からはじまる意味のカタマリを、メインの文の前に置こう。
下線には、「書く」の 過去分詞 Writtenを入れるよ。
Written in simple Englishで1つのカタマリ。
過去分詞 で、 受身 の意味を表すんだね。
今回は、 受身 ではじまる 分詞構文 を見てきたよ。
「 過去分詞 ~ , 主語+動詞 … 」のように 過去分詞ではじまる分詞構文 は、
「~ される と」や「~ される ので」と 受身 で訳すんだ。
ちなみに、 Seen from~ は、日本語では「~から見ると」と訳すけれど、英語では「 ~から見られると 」の形になるんだったね。
これも合わせて押さえておこう。
今回のテーマは「 受身で始まる分詞構文 」についてです。