5分でわかる!うしろに置く分詞構文
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この動画の要点まとめ
ポイント
分詞構文を置ける場所は?文の最初だけじゃない!
分詞構文の基本の形 は、 いきなり分詞から文がはじまる 、
つまり、メインの主語+動詞の 前に 、分詞のカタマリを置くんだったね。
ここでは、メインの主語+動詞の 間 や、 後ろ に、
分詞のカタマリを置くパターンの 分詞構文 を扱うよ。
まずは次の例題を見てみよう。
下線に英語を補う問題だよ。
英文と日本文を比べてみると、(1)テレビを見ながら、(2)その知らせに驚いて、にあたる部分がそれぞれ足りないとわかるね。
実は、下線にはどちらも 分詞 が入って、 分詞構文 になるんだ。
ただ今回は、下線の位置が(1)はTom had a breakfast、(2)はMaryの後ろであることに注目しよう。
これまで見てきた分詞構文と違って、 分詞が入るのが、文の最初ではない よ。
今回は、 分詞のカタマリを、メインの主語と動詞の間や、メインの文の後ろに置く、分詞構文のパターン を見ていくよ。
ポイントは、こちら。
分詞構文で、分詞を置ける位置は、実は全部で3カ所 あるんだ。
①メインの文の前、②メインの文の後ろ、③メインの文の主語と動詞の間 、の3カ所だよ。
これまでの授業では、① メインの文の前 に分詞を置くパターンを見てきたよ。
今回は、② メインの文の後ろ 、③ メインの文の主語と動詞の間 、に置く 分詞構文 を見ていこう。
② 分詞構文をメインの文の後ろ に置くパターンは、
形は、「 主語+動詞 … , 分詞 ~ 」となるよ。
メインの主語+動詞の文の後ろに、カンマで区切って、分詞のカタマリを置くんだ。
訳し方は、「 ~しながら 」「 そして~する 」のようになるよ。
③ 主語と動詞の間に置く分詞構文 は、「 主語, 分詞 ~, 動詞 … 」の形。訳は、英文を前から流れでそのまま訳していこう。
例えば、「…(メインの情報)、でね、~」「…(メインの情報)、同時に~」のように、メインの情報と、うまく合うようにくっつけると良いよ。
それじゃあ、問題に戻ってみよう。
(1)「トムはテレビを見ながら朝食をとった。」を見てみよう。
Tom had a breakfastで「トムは朝食をとった」だね。
「テレビを見ながら」にあたる部分を下線に補おう。
「見ながら」のように、「~しながら」「同時に」という意味を表現するには、どうする?
メインの文の後ろに分詞のカタマリを置いて分詞構文にすると、「~しながら」「同時に」という意味を表現できる んだったね。
ここでは、「見る」の現在分詞watchingを入れよう。
次に(2)を見てみよう。
(2)「メアリーは、その知らせに驚いて、一言も話せなかった」を考えよう。
下線から始まる、カンマで区切られた部分をいったん除くと、Mary couldn't say a word「メアリーは一言も話せなかった」だね。
カンマで区切られた部分が、残りの「その知らせに驚いて」となるよう、下線を補おう。
また、今回の下線は、メインの文の主語Maryと、助動詞+動詞couldn't sayの間にあるよね。
今回のように、 メインの文の主語と動詞の間に分詞のカタマリを入れると、「~しながら」「そして~する」などの意味を表現できる んだ。
「~に驚く」はbe surprised at ~で表せるね。
ただこれは、動詞surpriseの受身形。
今回は分詞を入れたいから、surpriseの過去分詞、surprisedだけを入れよう。
このように、主語と動詞の中に分詞が入ると、決まった訳のパターンがあるのではなく、 文の流れの中でそのまま訳すことができる んだ。
まずは文の最初に置く分詞構文と同じように訳してみると良いよ。
今回は、 文の後ろや、主語と動詞に置く分詞構文 を見てきたよ。
文の前に置く分詞構文 は、「 ~するので 」などと訳したね。
分詞構文を後ろ に置くときは、「 同時に~ 」や、何かが終わって「 そして~ 」と訳すと良いよ。
さらに、 主語と動詞の間 に入れることもできるよ。
この場合の 訳は、流れで工夫 すれば大丈夫。
困ったら、文の前や後ろに分詞構文を置くパターンと同じように訳してみよう。
今回のテーマは、 「後ろに置く分詞構文」 についてです。