5分でわかる!主語が異なる分詞構文
- ポイント
- 練習
- チャレンジ
この動画の要点まとめ
ポイント
メインの文の主語と、分詞のカタマリの意味上の主語が違うときは?
下線に英文を補う問題だね。
(1)のメインの文は、we went home.「私たちは家に帰った。」だね。(2)のメインの文は、we went on a picnic.「私たちはピクニックに行った。」の部分だよ。
それぞれ、残りの部分(1)「夜になったので」、(2)「天気が良かったので」を下線に補いたいね。
どちらも 分詞のカタマリ を補って、 分詞構文 で表せるんだけど、ここで1つ注意が必要なんだ。主語に注目してみよう。
(1)も(2)も、メインの文の主語は「私たち」。
でも、分詞のカタマリで表したい部分の意味上の主語は、(1)は「夜」、(2)は「天気」だよ。
どちらも、 メインの文の主語と、分詞のカタマリで表したい部分の意味上の主語が、違っている んだ。
こんなときは、どうやって表現したら良いのかな。
実は、 分詞のカタマリの前に、意味上の主語を置くだけ で、簡単に表現できるんだ。
今回のポイントを確認していこう。
メインの文の主語 と、 分詞のカタマリで表したい部分の主語 が違う場合の 分詞構文 では、 分詞の前に意味上の主語を置く んだ。
普通の分詞構文は、 分詞からいきなり文がはじまる んだったね。
分詞 ~ , 主語+動詞 … .という形だよ。
でも、 メインの文と、分詞で表したい部分の、主語が異なる分詞構文 は、 主語+分詞 で文がはじまるんだ。
主語 +分詞 ~ , 主語+動詞 … .という形になるよ。
意味は、「 主語が~すると 」「 主語が~するので 」「 主語が~の状態なので 」などと訳そう。
ちなみに、主語として訳には出ないけれど、天気を表すitなども、分詞の前に主語として置くことができるんだ。
また、there構文のthereは、正式には副詞なんだけど、意味上の主語と同じように分詞の前に置くことができるよ。
このように、 分詞の前に意味上の主語を置いて、意味のカタマリをつくり、分詞構文で表現することができる んだ。
それじゃあ、問題に戻ってみよう。
(1)は、「夜になったので」の部分を下線に補うよ。
分詞のカタマリを置いて、分詞構文で表現してみよう。
ただ、今回は主語に注意。
分詞のカタマリでつけたしたい部分は、「夜がきたので」という意味だよね。だから、この部分の主語は「 夜 」だよ。
一方、メインの文の主語は「 私たち 」。
メインの文と、分詞のカタマリで表したい部分とで、 主語が異なる んだね。
こんなときは、 主語 +分詞 ~ , 主語+動詞 … .の形で表そう。
「夜がくる」はthe night comesと表せるから、
メインの文の前に、 分詞の意味上の主語 The night+ 現在分詞 coming、というカタマリを置くよ。
下線には、The night comingを補おう。
意味の上では、The nightが主語、comingが動詞、のような関係と考えることができるね。
次に(2)を見てみよう。
(2)は「天気がよかったので」の部分を下線に補うよ。
ここも、分詞構文で表現してみよう。
メインの部分の主語はwe「私たち」だよね。
分詞のカタマリにしたい部分、「天気がよい」はIt is fineと表せるよね。この部分の主語はItだね。
メインの文と、分詞のカタマリにしたい部分の主語が異なる から、 主語 +分詞 ~ , 主語+動詞 … .の形で表そう。
下線には、It beingを置くよ。
Itは訳には出さないけれど、It being fineで1つの意味のカタマリなんだ。
分詞の意味上の主語が置かれているときは、分詞ではなく、その前の意味上の主語から、カタマリがスタートしている と考えよう。
主語が異なる分詞構文 は、 分詞の前に意味上の主語 を置こう。
主語 +分詞 ~ , 主語+動詞 … .という形になるよ。
「 主語が~すると 」「 主語が~するので 」「 主語が~の状態なので 」のように訳すと良いね。
このときは、分詞からではなく、その前の 意味上の主語から、意味のカタマリがスタート していることをつかんでおこう。
今回のテーマは 「主語が異なる分詞構文」 についてです。
メインの文の主語 と、 分詞のカタマリの意味上の主語 が違うときの、 分詞構文 について見ていくよ。
まずは次の例題を見てみよう。