高校英語文法

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5分でわかる!「I wish+仮定法」などの表現

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この動画の要点まとめ

ポイント

「I wish+仮定法」などの表現

仮定法3・4のポイント アイコンあり

これでわかる!
ポイントの解説授業
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今回のテーマは 「I wish+仮定法」などの表現 についてです。
ここでは、 後ろに「仮定法」がくるとわかる<予告>の表現 を置くパターンの 仮定法 を見ていこう。

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まずは次の例題を見てみよう。

仮定法3の例題(1)(2) アイコンあり

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下線に英文を補う問題だよ。

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(1)「空を飛べ たらなあ 」、(2)「私が鳥 ならばなあ 」は、
どちらも表現から、 現実にはありえないこと だとわかるよね。
現実にはありえないこと は、 「仮定法」 を使って表そう。

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(1)(2)はどちらも、 I wish から文がはじまっているよね。
実はこの I wishは、後ろに仮定法がくることを<予告>できる表現 なんだ。

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今回のポイントを見てみよう。

仮定法3・4のポイント アイコンなし

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仮定法を使うことを、<予告>する表現 を見ていくよ。

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「ありえない」内容を表すには、仮定法 を使おう。
特に、 現在についての「ありえない」内容を表すには、現在のことだけど過去形で表す んだ。

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例えば、I could fly in the sky.「空を飛べ たらなあ 。」という文を見てみよう。
canの過去形couldを使うことで、「空を飛ぶ」というのが、現実にはありえないことだと表しているんだね。

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でも、 助動詞の過去形 を使うことで、少し困ることがあるよ。
現在の「ありえない」ことを表す仮定法なのか、過去の事実を表しているのか、区別がつきづらくなってしまうんだ。

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だから、 「これから仮定法を使うよ」ということを<予告>してから、「ありえない」内容を述べていく表現 があるんだ。
それが 「I wish+仮定法」などの表現 だよ。

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I wishは、「この先はありえない内容だ」という<予告>の表現なんだ。
例えば、I wish I could fly in the sky.「空を飛べたらなあ。」では、
I wishという<予告>があることで、
後ろのcould flyが、「過去の事実」ではなく、現在についての「ありえないこと」を表す仮定法だと、わかりやすく示されるんだ。

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それじゃあ、問題に戻ってみよう。

仮定法3・4の例題(1) アイコンなし

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(1)「空を飛べたらなあ。」について見ていこう。
I wishから文がはじまっていることに着目。
I wishは、「この先はありえない内容だ」という<予告> の表現。
I wishの後ろは、ありえない内容を表す「仮定法」がくるよ。

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仮定法で、現在についてのありえないことを表すには、過去形を使うよ。
下線には、wouldでもいいけれど、
「飛ぶことが できる 」という可能の意味も含めて、couldを入れるとよいね。

(1)の答え
仮定法3・4の例題(1) 答え入りあり アイコンなし
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次に(2)をみてみよう。

仮定法3・4の例題(2) アイコンなし

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(2)「私が鳥ならばなあ。」を見ていこう。
実はこの下線には、wereが入るんだ。

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どうして助動詞じゃないの?どうしてwasじゃないの?
と疑問に思った人もいるかもしれないよね。
この2つがなぜなのか、確認していこう。

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まず、I wishから文がはじまっていることに着目。
I wishは「この先はありえない内容だ」という<予告>。
だから、I were a bird.が「ありえないこと」にあたるんだ。

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I were a bird.が現実には「ありえないこと」だとしたら、現実はどうなのかな?
もともとの現実は、I am not a bird.なんだ。

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このように、現実についての文で助動詞を使っていないから、
仮定法にした文でも、助動詞を使わないんだ。

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また、実は、過去形を使うパターンの仮定法の中では、
be動詞の過去形でwasは使わず、wereのみを使う
んだ。

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事実だったらwasを使うのに、あえてwereを使うことで、より違和感が出るよね。
その違和感で、ありえないこと、つまり、仮定法だとわかりやすくなっているんだ。

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助動詞がないのは、もともと現実についての文が助動詞を使わないから。
wasでなくwereを使っているのは、仮定法で過去形を使うときには、be動詞はwasを使わず、wereだけを使うからだよ。

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また、今回は、事実が 否定文 なので、
仮定法の文では真逆、つまり 肯定文 で表すんだね。

(2)の答え
仮定法3・4の例題(2) 答え入り アイコンなし
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続いて(3)を見てみよう。

仮定法3・4の例題(3)

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(3)「たくさんお金があったらいいのに」を見ていくよ。
If onlyに注目。If onlyは、ほとんどI wishと同じで、
「この先はありえない内容だ」と<予告>する表現だよ。

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I wishやIf onlyの後ろは、現実にはありえないことを述べるから、仮定法 を使うよ。
具体的にはどのように表せるかな。

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もともとの現実は、仮定と真逆、つまり「お金がない」ということだから、
I don't have a lot of money.となるね。

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事実がdon't haveと否定表現だから、仮定法では真逆の意味にするために肯定表現にするんだ。肯定にすると、I have a lot of money.と表せるね。

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さらに、 現実にはありえないことだから、過去形 を使って表そう。
すると、If only I had a lot of money.となるよ。
下線には、hadを補おう。

(3)の答え
仮定法3・4の例題(3) 答え入り アイコンなし
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仮定法は、現実にはありえないことを表す表現。
特に、 現在についてのありえないことは、過去形 を使って表すよ。

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I wishやIf onlyなどの表現を使うと、「この先はありえない内容だ」ということを<予告>できる んだ。
後ろの表現が、ありえない内容を表す「仮定法」であることが、見分けやすくなるんだね。

この授業の先生

木村 智光 先生

テンポの良い解説で、難しい用語を使わずに、高校英語の要諦をわかりやすく指導します。 定期テストに出やすい英文法の問題パターンを研究し、授業ではそのポイントが随所にちりばめられています。

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