5分でわかる!仮定法過去完了+仮定法過去
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この動画の要点まとめ
ポイント
「過去についての仮定」+「現在についての仮定」を、同時に表すには?
まずは次の例題を見てみよう。
下線に英語を補う問題だね。
「もし朝ご飯を 食べていたら 」は、 過去 についてのありえないことだよね。
一方で、「 今 お腹が すいていないだろう 」は、 現在 についてのありえないこと。
このように、 「もしあの時~だったら、今は…なのに。」 のように、 2つの異なる時間についての仮定を、1つの文で表現 したいときがあるよね。
こんな時はどうやって表したら良いかな?
今回のポイントを確認していこう。
仮定法過去完了+仮定法過去を組み合わせると、
過去についてのありえないことと、
現在についてのありえないことを、同時に表現できるんだ。
If+主語+had+過去分詞 ~, 主語+would+動詞の原形 … .「もしあの時~だったら、今…なのに。」 を基本の形として押さえておこう。
If+主語+had+過去分詞 ~ , の部分で、 「もしあの時~だったら、」 を表すよ。
過去についての仮定を、過去完了形で表す「仮定法過去完了」 だね。
主語+would+動詞の原形 … . の部分で、 「今…なのに。」 だよ。
現在についての仮定を、過去形で表す「仮定法過去」 だね。
例文を見てみよう。
If I had had breakfast, I wouldn't be hungry now.
「もし朝食を食べていたならば、今お腹がすいていないだろう。」という意味だね。
If I had had breakfast,「朝食を食べていたならば、」は、 過去についての仮定を過去完了形で表す、「仮定法過去完了」 。
I wouldn't be hungry now.「今お腹がすいていないだろう。」は、 現在についての仮定を過去形で表す、「仮定法過去」 。
このように、 仮定法過去完了+仮定法過去 を組み合わせて、 「もしあの時~だったら、今…なのに。」 という意味を表すんだね。
それじゃあ、問題に戻ってみよう。
「いつのこと」についてのありえないことなのか、に注意して見ていこう。
「もし朝ご飯を食べていたら」は、 過去についての仮定 だよね。
If I had had[eaten] breakfastと、 過去完了形 で表そう。
一方、「今お腹がすいていないだろう」は、 現在についての仮定 だね。I wouldn't be hungry nowと、過去形を使って表すんだ。
この部分は、 仮定法過去 。
If+主語+had+過去分詞 ~, 主語+would+動詞の原形 … . の形で、 「もしあの時~だったら、今…なのに。」 のパターンだよ。
1つ目の下線にはhad hadを、
2つ目の下線にはwouldn't beをそれぞれ補うよ。
次に(2)を見てみよう。
「若いときに」は英語でin my youthと表されているね。
「もっと一生懸命 働いていたら 」は、 過去についての仮定 だね。この部分で、ありえないことを条件として仮定しているんだね。仮定法過去完了で表そう。
「今ごろは」nowで表しているね。「今ごろもっとお金持ちになっているのに。」は、 現在についての仮定 だよ。
過去と現在についての「ありえないこと」を同時に表現する、
「仮定法過去完了+仮定法過去」 のパターンだね。
1つ目の下線にはhad workedを、
2つ目の下線にはwould beを、それぞれ補おう。
in my youthやnowのように、時を表す副詞も、
どんな形で表現したら良いかを判断するためのヒントになるよ。
注意して見ていこうね。
仮定法過去完了+仮定法過去を組み合わせると、
「もしあの時~だったら、今…なのに。」 のように、
過去についての仮定 と、 現在についての仮定 とを、同じ文で表現することができるよ。
「過去が変わっていたら現在も変わっていたのに」ということを表せるんだね。
まずは、 If+主語+had+過去分詞 ~, 主語+would+動詞の原形 … . の基本の形を、基本としてしっかり押さえよう。
今回のテーマは 「仮定法過去完了+仮定法過去」 についてです。
同じ文の中で、 時制がずれる仮定法 を見ていこう。