5分でわかる!「as if(as though)+仮定法」の表現
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この動画の要点まとめ
ポイント
「まるで~のように」を表す仮定法!
下線に英語を補う問題だね。
(1)「彼は まるで すべて知っているかのように話す」、
(2)「 まるで 別世界に来たような気がした」の、
「 まるで 」に注目しよう。
「まるで~のように」 は、 仮定法 を使って表現できるんだ。
今回のポイントを確認していこう。
as ifやas thoughの後ろに仮定法を続けると、「まるで~のように」という意味を表現できるよ。
例文を見ておこう。
He speaks as if he knew everything.
「彼はまるですべてを知っているかのように話す。」という意味だよ。
as if+仮定法 の表現が使われているよ。
「話す」というのは現在のことだから、speaksと現在形になっているんだ。
「すべてを知っているかのように」という仮定も「話す」のと同じ、現在についてのことだよね。
だから、as ifの後ろは、仮定法過去で表すよ。
knowの過去形knewを使うんだね。
ちなみに、as ifとas thoughはニュアンスが違うよ。
as ifは「本当は違うのに、まるで~」というニュアンスだよ。
一方、as thoughは「そういうこともあるかもしれない、でもまるで~」というニュアンスなんだ。
「事実と違う」という確信がある場合にはas if、
「もしかしたらそうかもしれない」という気持ちがある場合にはas thoughを、それぞれ使うよ。
それじゃあ、問題に戻ってみよう。
(1)「彼はまるですべてを知っているかのように話す。」を見ていこう。
日本文の「 まるで~かのように 」と、英文の as if に注目。
「すべてを知っている」なんてことは、現実ではありえないことだよね。
as if+仮定法 「 まるで~かのように 」の表現で表そう。
as ifの後ろの仮定法の形を考えるよ。
「話す」のと「すべてを知っている」という仮定は、どちらも現在のことだから、 過去形 で表そう。as ifの後ろは、 仮定法過去 になるね。
なので、knowの過去形knewを下線に補うよ。
文全体では、He speaks as if he knew everything.となるね。
このように、 as ifの後ろには、助動詞を含まない表現がくることも多い んだ。
助動詞を使うかどうかは、文の流れの中で判断しよう。
次に(2)を見てみよう。
(2)「まるで別世界に来たような気がした。」を考えよう。
「 まるで 別世界に来た ような 気がした」なので、
as if+仮定法 の表現で表せるね。
今回は、時制に特に注意が必要だよ。
まず、「まるで別世界に来たような気が した 。」とあるね。
「気が する 」ではなく「気が した 」だから、 過去についてのこと だよね。
だから、英文でも、feelの過去形feltが使われているよね。
また、「別世界に 来た 」だから、
「別世界に 来た 」という仮定は、
「気がした」よりももっと前のタイミングについてのことだよね。
なので、as ifの後ろは、 仮定法過去完了 を使うよ。
下線には、had goneを補おう。
文全体では、I felt as if I had gone to another world.となるね。
as if+仮定法や、as though+仮定法で、「まるで~のように」という意味を表すよ。
as ifやas thoughの後ろの仮定法の部分は、仮定法過去になることもあるし、仮定法過去完了になることもあるんだ。文の流れの中で判断しよう。
今回のテーマは 「as if(as though)+仮定法」の表現 についてです。
「まるで~のように」 という意味を表す、仮定法の 熟語表現 を学ぶよ。
まずは、次の例題を見てみよう。