5分でわかる!「Nothing is ~」「No other … is ~」で始まる比較表現
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この動画の要点まとめ
ポイント
最上級を原級や比較級で言い換える!?
3つの英文が同じ意味になるように、下線に英語を補おう。
まず、1文目を見てみよう。
the most beautifulは、beautiful「美しい」の 最上級 で、「もっとも美しい」だね。
「自然はすべてのものの中でもっとも美しい。」という意味だよ。
この1文目の英文を、2・3文目の英文に言い換えよう。
2・3文目は、どちらも Nothingから始まっている ね。
2文目には as が、3文目には than があることにも注目。
なんと 最上級を使った表現は、
原級や比較級を使って書き換えることができる んだ。
どうやるのか、今回のポイントで確認しよう。
最上級を使った表現は、原級や比較級を使って言い換えることができる よ。
その場合、否定表現を主語にする んだ。
例文を通して、具体的に見ていこう。
「時は人生でもっとも貴重だ。」という意味の英文を考えるよ。
「貴重だ」はpreciousで表そう。
「 もっとも 貴重だ」は 最上級 を使って表せるね。
Time is the most precious thing in life.となるよ。
この文を 原級 を使って言い換えると、次のようになるよ。
Nothing is so precious as time in life.
「人生で時と 同じくらい 貴重なものは 何もない 」だから、
「時は人生で最も貴重だ」という意味なんだ。
また 比較級 を使って言い換えると、次のようになるよ。
Nothing is more precious than time in life.
「人生で時 よりも 貴重なものは 何もない 」なので、
「時は人生でもっとも貴重だ」という意味なんだね。
このように NothingやNo other 名詞などの否定表現を主語にすることで、
最上級の表現を、比較級や原級を使って言い換えられる よ。
Nothing[No other 名詞] is more[-er] ~ than … .
Nothing[No other 名詞] is so ~ as … . のようになるんだ。
「Nothing is ~」「No other 名詞 is ~」で、
「〜なものは他にない」ので「もっとも~だ」というイメージ をもとう。
それじゃあ、問題に戻ってみよう。
1文目は 最上級 を使った表現だね。
まず、2文目への言い換えを考えるよ。
Nothing からはじまって、下線の後ろに as があることに注目。
最上級を 否定表現の主語+原級 で言い換えよう。
Nothing is so ~ as … . の形で表すよ。
beautiful「美しい」という形容詞をsoとasではさんで、
Nothing is so beautiful as nature.となるね。
下線には、so beautifulを補おう。
次に、3文目への言い換えを考えよう。
Nothing からはじまって、下線の後ろに than があるね。
最上級を 否定表現の主語+比較級 の形で言い換えよう。
Nothing is more ~ than … . と表すよ。
Nothings is more beautiful than nature.となるね。
下線には、more beautifulを補おう。
次に(2)を考えてみよう。
1文目を見てみよう。highの 最上級 the highestを使った表現だね。
「富士山は日本で一番高い山だ。」という意味だよ。
これを別の表現で言い換えよう。
まずは2文目。 No otherという否定表現が主語 になっているね。
下線の後ろに as があるから 原級 を使って言い換えよう。
so と as でhigh「高い」をはさむよ。
No other mountain in Japan is so high as Mt. Fuji.と表せるね。
次に3文目。同じく No otherという否定表現が主語 だね。
下線の後ろに than があるから 比較級 で言い換えよう。
No other mountain in Japan is higher than Mt. Fuji.となるね。
[補足]主語はNothing?No other 名詞?
最上級を使った表現を、比較級や原級で言い換えるとき、
Nothingではじめるか、No other 名詞ではじめるか、迷うときがあるよね。
例文のtime「時」や、(1)のnature「自然」のように、
最上級の文で 抽象的・一般的なもの が主語の場合、
比較級や原級で言い換えるときは Nothingを主語 にするよ。
一方、(2)のMt. Fujiのように、
最上級の文で 具体的なもの が主語の場合、
比較級や原級で表すときは No other 名詞を主語 にするよ。
最上級を、否定+原級や、否定+比較級で言い換える 表現を見てきたよ。
基本の形として、ポイントで学んだ例文をしっかり覚えてしまおう。
今回のテーマは 「Nothing is ~」「No other … is ~」で始まる比較表現 について。
ここまで学んできた、比較級・最上級・原級をすべて絡めてみていくよ。
次の例題を通して考えていこう。