5分でわかる!前置詞+関係代名詞
- ポイント
- 練習
- チャレンジ
この動画の要点まとめ
ポイント
whichやwhomだけでは足りない!?
(1)では、「私が生まれた街」だから、
city「街」に、「私が生まれた」がかかるんだね。
(2)では、「昨日私があなたに話した店」だから、
the shop「店」に、「私があなたに昨日話した」がかかるよ。
(1)(2)も、「物」のうしろから説明をつけたすパターン。だから、関係代名詞whichを入れたくなるよね。でも、whichだけでは間違いになるんだ。
実はどちらも、下線には 前置詞+関係代名詞 を補うよ。
今回のポイントで確認していこう。
前置詞+関係代名詞 のポイントを、the city in which I was born「私が生まれた街」を例に解説するよ。
①意味のカタマリが前置詞からスタート
the city in which I was bornの文では、関係代名詞whichの前が前置詞のinだね。これはin which I was bornの文では、関係代名詞whichの前が前置詞のinだね。これはin whichをセットにして考えるんだ。
すると、in whichの直前の名詞cityを、in which I was born「その街で私は生まれた」が説明していることがわかるね。ここでのwhichは、the cityの代わりになっているよ。
関係詞の前に前置詞があるときは、意味のカタマリが前置詞からスタートするんだ。
②「前置詞+whom/which」で1つと考える
the cityのあとに続くin which I was bornはもともとどのような文だったかわかるかな?whichはthe cityの代わりになっているから、I was born in the cityになるよね。
ここでthe cityをwhichに置きかえたとき、which I was born inとすると、inが取り残されてしまう。そこで、in whichごと前にもってきて、in which I was bornとするんだよ。
「前置詞+whom/which」で1つのセット なんだね。
それじゃあ、問題に戻ってみよう。
(1)の「私が生まれた街」を考えよう。
be born in ~ で「~に生まれる」 と表すことができるよね。
だから、I was born in the city「私がその街で生まれた」がもとの文だと考えられるね。
これを意味のカタマリにして、Osaka is the city「大阪は街だ」のthe cityを修飾しよう。
the cityを、関係代名詞whichで置きかえるとき、もともとの文で、in the cityという、前置詞+名詞になっていることに注意。
前置詞+関係代名詞のin whichは1セットと考えて、説明したい名詞、the cityの直後に置くんだね。すると、the city in which I was born「私が生まれた町」となるよ。
文全体では、Osaka is the city in which I was born.「大阪は、私が生まれた街だ。」となるね。
次に(2)を見てみよう。
tell 人 about 物 で「人に物について話す」 と表すことができるよね。
だから、「私があなたに昨日話した店」のもともとの形は、
I told you about the shop yesterdayと表すことができるね。
これを意味のカタマリにして、
This is the shopの、the shopを修飾しよう。
the shopを関係代名詞のwhichで置き換えるとき、もともとの文で、前置詞+名詞の形になっていることに注意。前置詞+関係代名詞の形にしよう。
前置詞+関係代名詞のabout whichは1セットと考えて、説明したい名詞the shopの直後に置くよ。
すると、the shop about which I told you yesterday「昨日私があなたに話した店」となるよ。
文全体では、This is the shop about which I told you yesterday.「こちらが、昨日私があなたに話した店です。」となるね。
英語でのもともとの使い方をきちんと意識して見ておこう。
続いて(3)を見ていこう。
the girl「女の子」に、「ジャックと話していた」がかかるんだね。
「~と話す」はtalk with で表すことができるよね。だから、「ジャックは女の子と話していた」は、過去進行形の形で
Jack was talking with the girlと表せるね。
the girlを関係代名詞whomで置き換えるとき、もともとの文でwith the girlという「前置詞+名詞」の形になっていることに注意。
with whomを1つのものと考えて、先頭にもっていくよ。
with whom Jack was talkingとなるね。
このカタマリを、説明したいthe girlのうしろに置いて、
the girl with whom Jack was talking「ジャックと話していた女の子」となるね。
なので下線には、with whomを補おう。
続いて(4)を見ていこう。
the singer「歌手」に「ナンシーがファンレターを送った」がかかるんだね。
send 物 to 人で、「人に物を送る」 になるよ。だから、「ナンシーがその歌手にファンレターを送った」は、
Nancy sent a fan letter to the singerと表せるね。
the singerを関係代名詞whomで置き換えるとき、もともとの文で、to the singerという「前置詞+名詞」の形になっていることに注意。
to whomを1つのものと考えて、先頭に置き、to whom Nancy sent a fan letterとなるね。
説明したいthe singreの後ろに置くと、
the singer to whom Nancy sent a fan letter「ナンシーがファンレターを送った歌手」となるね。
なので下線には、to whomを補おう。
前置詞+関係代名詞の表現では、
① 前置詞から意味のカタマリがスタートすること
② 「前置詞+whom/which」で1つのカタマリと考えること
に注意しよう。
また もともと関係代名詞を使う前はどのような形だったのかを考えることが大切だよ!
今回のテーマは 「前置詞+関係代名詞」 についてです。
次の例題を通して考えていこう。