5分でわかる!カンマのついた関係代名詞2(which)
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この動画の要点まとめ
ポイント
前の文全体に、情報をつけたすことも!?
前回の授業で学習した 「, who ~」と「, which ~」 は、似ている部分が多いから簡単。逆に、違う部分はどこか意識しよう。
次の例題を通して考えていこう。
(1)は、Shiga「滋賀」という固有名詞の部分について、カンマ以降の部分で「京都の隣です」という情報をつけたしているんだね。
(2)は、「私は黙っていた」I kept silentという文の後に、「そしてそれが妻を怒らせた」という後ろの文をつけたしている。
「それ」 が指している内容は、「私は黙っていた」という文全体になるよね。
情報をつけたす部分が (1)固有名詞、(2)文全体 ということを意識しながら、今回のポイントを確認していこう。
「, which」 の使い方には2パターンあるんだ。
1つ目のパターンは 固有名詞の「物」 へのつけたし。「物, which ~」の形で、「物(ちなみに・そして~)」のように、情報をつけたすことができるよ。
そして、重要なのは、2つ目のパターンの方。「, which ~」は、前の名詞に対してだけではなく、文全体または文の一部に対して、情報をつけたすことができるんだ。
これは、「, who ~」にはなかった用法だね。
それじゃあ、問題に戻ってみよう
Shiga「滋賀」に対して、「京都の隣です」という情報をつけたそう。
「滋賀」は、「人」ではなく 「物」で、固有名詞 だね。
なので、この後ろに カンマ+which~を置いて、「ちなみに・そして~」という補足の情報をつけたすことができる よ。
Shigaは場所だからといって、whereを置かないように注意。
下線のあとは、動詞isが続いているので、「その物は~」を表す関係代名詞whichとなるよ。
次に(2)を見ていこう。
「私は黙っていた。そしてそれが妻を怒らせた。」とあるね。
I kept silent「私は黙っていた」という文全体に、「そして」でつないで、「それが妻を怒らせた」と情報をつけたしているんだ。
文全体の内容について、「それが~」と情報をつけたすときは 「, which」 の形を使おう。
I kept silent**, which** made my wife angry.「私は黙っていた。そしてそれが妻を怒らせた。」となるよ。
前半部分をふまえての、後半部分なんだね。
「, which ~」 は前の固有名詞に対してだけではなく、
前の文全体または文の一部をふまえて、
情報をつけたすことができるんだ。
「, who ~」と違う特徴だよ。
長文でもよく出る使い方なので、しっかりと押さえておこう。
今回のテーマは 「カンマのついた関係代名詞②(which)」 についてです。